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RaspberryPiのクロス開発環境をセットアップする

Last updated at Posted at 2015-06-24

RaspberryPiで動く何かを、OSX上でコーディングしてビルドするための環境セットアップのメモです。
Ubuntu@VirtualBoxにEclipseをセットアップし、C言語を用いてRaspbian用にクロスコンパイル&リモートデバッグ、がゴールです。

環境

  • ターゲット : RaspberryPi2 ModelB
  • ターゲットのOS : Raspbian
  • ホストPC : OSX Yosemite
  • 仮想マシン : Ubuntu14.04 @ VirtualBox

前提

  • VirtualBox + Ubuntu は、Mac上にセットアップ済み
  • RaspberryPiへは、MacからSSH接続できること

Eclipseのインストール

https://eclipse.org/downloads/
CDTがバンドルされたEclipse(Linux64bit)をダウンロード&展開します。
Untitled.png

ホームに展開して起動!JREが無いと怒られました (´・ω・`)
Untitled.png

JDKのインストール

oracleのJDKだといろいろ面倒なことがあったので、OpenSDKをインストールします。

sudo apt-get install openjdk-7-jdk

Eclipseが起動するかどうか確認します。起動しましたね。
Untitled.png

RaspberryPi用のコンパイラおよびツールのインストール

まずはgitをインストール。
sudo apt-get install git

適当にディレクトリを作りクローンします。
mkdir raspi
cd raspi
git clone git://github.com/raspberrypi/tools.git

シェルにパスを通しておきます。.bashrcに以下を追加します。
export PATH=$HOME/raspi/tools/arm-bcm2708/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-raspbian-x64/bin:$PATH

EclipseでRaspberryPi用のプロジェクトを作成する

File → New から C Projectを選択します。ToolChainは Cross GCC を選択します。
Untitled.png

Next
Untitled.png

以下を入力してFinish。
Cross Compiler Prefix: arm-linux-gnueabihf-
Cross Compiler Path:/home/user/raspi/tools/arm-bcm2708/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-raspbian-x64/bin/
user名にあわせてディレクトリ名を変更してください
Untitled.png

とりあえずHello Worldを作成する

プロジェクトを選択した状態で、File → Newから Source Folder を作成します。フォルダ名は適当でいいです。
Untitled.png

作ったフォルダを選択した状態で、File → New から Source File を作成します。ファイル名はmain.cとします。作ったソースにHello World を書きます。Project → Bulid Project からビルドしておきます。
Untitled.png

EclipseからSSHで接続する

Window → Show View → Other から Remote Systems の Remote Sytems を選択しOK
Untitled.png

表示されたウィンドウ内のLocalを右クリックし New → Connection を選択、SSH Only を選択し Next
Untitled.png

Host Name にIPアドレスを、Connection Nameに適当な接続名を入力しFinish。
Untitled.png

作成した接続名の下にある Ssh Terminals を選択した状態で Connect を選択し、
Untitled.png

RaspberryPiでデバッグするユーザ名とパスワードを入力し OK します。
Untitled.png

SSH接続に関する確認画面がいくつか表示されるので Yes します。
aed26002-7f0a-d6bc-75b2-f889ffba1566.png

Ssh Terminals を右クリックし Launch Terminal を選択、ログインできればOK。

Eclipseからリモートデバッグする

Run → Debug Configurations を選択し、左側から C/C++ Remote Application を選択した状態で左上の New Launch Counfiguration を選択します。

Untitled.png

  • Mainタブ

Connection:作成したSSH接続名
Remote Absolute File Path for C/C++ Application :/home/pi/raspi/HelloRaspi
Commands to execute before application :chmod a+x /home/pi/raspi/HelloRaspi
RaspberryPi側に /home/pi/raspi というフォルダがあることが前提です。

Untitled.png

  • Debuggerタブ

GDB Debugger:arm-linux-gnueabihf-gdb
Untitled.png

上記を入力して、Debug を押すと・・・
Untitled.png

先頭でブレークすれば成功です!ステップすると、ちゃんと出力されてますね。
Untitled.png

本記事は以下のサイト様をほぼ丸パクリで作成しました。有益な情報をありがとうございます。
http://www.sadaji.net/Firmware/eclipse/index.htm

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