自分用のメモを兼ねてますが、振り返ってみると結構有用だなと思ったので公開しました
個人的には「2025年1月」と「2025年12月」「2026年1月」を一緒くたに書かれる可能性のあるタイトルのプレフィクス(本稿でも採用している「2025年版」)はどうかなー、っていう気がするんですが「いつ読む人を対象にしているのか」を明示することで古い記事になっている事に気付かれない可能性を排除したいので、このように書いています。
まずはブラウザの各機能の仕様確認
今回使用する環境と設定
- ブラウザ:brave
- ユーザーは普段から大量のページを登録している
- 後で読む感覚でブックマークしたり、よく使うページをブックマークしたり、Xで常に追いかけたい人をブックマークしたり
- とはいえ、XなどのSNSは別途専用アプリもある。どちらも併用している
- ブックマークバーは常に出しっぱなし
- よく使うタブは固定(開きっぱなし)
- サイドバーは常に表示
- 念の為設定方法
- 個人的に、タブは左に、サイドバーは右に置く運用をしている
本題:比較評価
ここでの評価軸1は以下の通り
【凡例:○・△・× / 可・-】
項目 | ブックマーク | サイドパネル | タブ固定 | 観点のポイント |
---|---|---|---|---|
見やすさ | △ | × | ○ | OneTab(chrome拡張)を使えばタブ固定とブックマークのいいとこどりができる。タブグループ化は固定タブを操作できないが、うまく運用すると移動する固定タブ相当の振る舞いができる |
学習コスト | ○(△) | △ | ○ | 少ないうちはたいして困らないが、ブックマーク管理は試行錯誤(オレオレルール)が必要になりやすい |
急いでいる時の利便性 | ○ | ○ | ○ | Web会議に遅れそうなシチュエーションを想定し、普段から運用を気をつけた場合。クリック範囲が広いと言う意味でブックマークバーが優勢。 |
異なる端末間連携 | 可 | - | -(可) | OneTab(chrome拡張)を使えばタブでも実質可能。brave syncを使う(タブグループを保存したり、他端末のタブを直接参照する)場合、うまくいかない時があり安定しない(原因不明) |
一覧性 | ○ | × | ×(△) | タブグループの使い方次第。サイドパネルは実質ディスプレイ幅が上限 |
運用考察
ブックマーク(ブックマークバー)
昨今、オンライン会議が増えた事で、画面共有を使いたい場合にブックマークバーが邪魔になりやすい。
同様に垂直タブの幅やサイドパネルが常に表示されることで、メインコンテンツの表示幅が狭まるため、少しでも枠を広げるために非表示にしたいことが結構多い。
そのため、画面共有を前提にする場合はなるべく使いたくない
タブ(固定タブ・タブグループ・新規ウィンドウ)
オンライン会議はスピードが求められる。もたつかないようにしておくとか、動画を使う場合はあらかじめ開いておいてストリーミングをキャッシュしておいたり、ローカルファイルを使う事が求められる事もあるだろう。
私が講義を実施する場合は、基本的に見せる用の共有ウィンドウ(ブラウザ)と手元作業用のウィンドウ(ブラウザ)を分けるようにしている
OneTabの恩恵を強く受ける
サイドパネル
サイドパネルは登録しているページがfaviconでしか伝わらないので、ブックマーク(相当)に対する秘匿性が高いと言うことである
これは、画面を録画している際にうっかりやらかしにくいという多大なメリットがある。
ただし、ブックマークバーと同様、画面をやや圧縮するため基本的には非表示にしておくべき項目であることは相違ない。
結論
画面共有を前提にブラウザを活用する場合は、いっそのこと画面共有用のブラウザかプロファイルを別途作成しておくのが一番良いでしょう。
現状でブックマークやタブを活用されている方も多いと思うが、サイドパネルという選択肢を知っていただければ、今日私がやりたいことは達成である。
サイドパネルには固定タブのようにずっと開きっぱなしにしておく必要はないけど、ブックマークの中でもよく使うものを入れておくと良さそうだ。
ここでは、サイドパネルの中でもリーディングリストを使うので例示する。
たとえば、ブックマークは追加するのは楽だけど削除したり管理系は結構面倒なので放置しっぱなしではないだろうか? 私はほったらかしである。で、後で中身も確認せずにフォルダごと削除する。これでは勿体無い気がするのだ。
後で読む系のブックマークは、いったんは二度と使わないだろうという前提でブックマークではなくリーディングリストに突っ込んでおいて、読了後(既読後)に後で読みたくなったらブックマークに置いておく、というようにブックマークするページの質や頻度に注目して、なるべく捨てやすい運用を考えていきたい。
他にもQiitaやYoutubeなどは各サービスごとに後で読む機能があるので、これらのサイトを使う場合はあえてブックマークにもリーディングリストにも入れないという選択肢が取れる(うれしい)。
そのため、サイドパネルに入れるページはサービスを横断するものであり、案件に特化したリーディングリストのページであったり、MiroなりFigmaなりスプレッドシートか、あるいはGitHubページが良いだろう。Webメールもよく使われるか。
繰り返しになるが、ポイントは「サイドバーはすぐに捨てられるもの」であったり、「今すぐは捨てないけど、捨てる時期がある程度決まっているもの」にするのが、ベストプラクティスというほどのものではないが良い活用方法だろうと思う。
この辺りは知見があればぜひディスカッションしたいところだ。
注釈
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【評価軸】個人の感想です。 ↩