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「覚えない努力」の実践法をITパスポート(基礎知識+ハードウェア)でやってみる

Last updated at Posted at 2025-09-21

昔使っていた資料を公開用にAIベースでブラッシュアップしたものです。

はじめに - なぜ「覚えない努力」なのか?

IT業界では技術の移り変わりが激しく、暗記に頼った学習では追いつけません。大切なのは「必要な時に調べられること」と「基本原理を理解していること」です。

この記事では、ITパスポート試験の基礎知識・ハードウェア分野を、実務の現場感を交えながら「効率的に理解する」アプローチで解説します。


覚えておくと良いもの

努力目標

なるべく覚えない(=脳みそを疲れさせない)、覚える量を減らす努力をする

脳のキャパシティ(=学習疲れ)をなるべく回避するための道標として使って欲しい

2進数・10進数・16進数の対応関係

なぜ重要?

  • システム開発の現場では毎日使用
  • エラーコードやメモリアドレスの理解に必須
  • デバッグ時の必須スキル

変換計算は大変なので、0~15までの対応表だけ覚えておくのがコツです。

2進数 10進数 16進数 実務での例
0000 0 0 初期値
0001 1 1 フラグON
0010 2 2
0011 3 3
0100 4 4
0101 5 5
0110 6 6
0111 7 7
1000 8 8
1001 9 9
1010 10 A HTMLカラーコード
1011 11 B HTMLカラーコード
1100 12 C HTMLカラーコード
1101 13 D HTMLカラーコード
1110 14 E HTMLカラーコード
1111 15 F HTMLカラーコード(最大値)

実務でよく見る例:

  • #FF0000(赤色)= 11111111 00000000 00000000(赤成分が最大、緑・青成分が最小)
  • IPアドレスのサブネットマスク:255.255.255.0 = 0xFF.FF.FF.00

覚え方のコツ:

  • 16進数は2進数4桁を1桁で表現(圧縮表記)
  • A~Fは「10~15」の省略形
  • 現場では「A~Fの順番で大きくなる」ことが分かれば雰囲気トークは可能

理解しておきたいもの

めちゃくちゃ多いので、読んですぐ理解できなければ聞いてしまおう
今日学んで明日までに忘れることが目標

脳のキャパシティ(=学習疲れ)をなるべく回避するための道標として使って欲しい

デジタルとアナログの違いをイメージで理解する

image.png
引用元: https://www.matsusada.co.jp/column/column-iot1-digital-resolution.html

理解のポイント:

  • データを細かく取れば(容量を増やせば)より滑らかな図になっていく
  • 視覚的にするために高さ(値)を表記しているが、デジタルデータの実態は0/1の組み合わせである

なぜ0と1だけなのか?

  • 電気的には「電圧が高い(1)/低い(0)」で判断
  • 2つの状態だけなら、ノイズに強く確実に判別できる
  • 複雑な計算も、0と1の組み合わせで表現可能

実務での応用:

  • 音楽CD:1秒間に44,100回サンプリング
  • 動画:1秒間に30フレーム(静止画)を連続表示
  • デジタル写真:画素数が多いほど高画質

データの単位と大きさ(ITパスポート試験対応)

基本単位:

  • ビット(bit):0/1で表記できる1単位
  • バイト(byte):ビットを8桁集めた単位

なぜバイトが8ビット?

  • 英数字1文字を表現するのに8ビットが丁度良いサイズ
  • 16進数なら2桁(FF = 255)で1バイトを表現

実務での感覚値:

  • テキスト1文字 ≈ 1バイト
  • 写真1枚 ≈ 数MB
  • 映画1本 ≈ 数GB

コンピュータの構成とCPU

パソコン本体の基本構成:

実務での選び方:

  • 🧠 CPU:クロック周波数(GHz)が高いほど高速。頭の回転速度!
  • ⚡ メモリ:容量(GB)が多いほど同時作業可能。机の広さ!
  • 💾 ストレージ:SSD > HDD(速度重視ならSSD)。本棚の検索速度!

書き込み可能性での分類:

  • RAM(Random Access Memory):読み書き自由 📝
  • ROM(Read Only Memory):読み込み専用 📖

AI技術の歴史と実務での位置づけ

なぜ歴史を学ぶのが重要?

  • AI技術は急速に進化中
  • 過去の問題点が現在解決されている場合がある
  • 試験では最新情報も出題される

重要な発展段階:

実務でのAI活用例:

現在の課題(改善中):


知っておくとよいもの

試験前には必要となるが、今は分からなくても問題ないもの

SI単位表(ITパスポート試験範囲対応)

なぜSI単位が重要?

  • システム性能を語る時の共通言語
  • 見積もりや設計書で必須
  • 国際標準なので世界中で通用
書き方 読み 大きさ 実務での用途例
P ペタ 10^15 大手クラウドサービスのストレージ
T テラ 10^12 現在のHDD/SSDの主流サイズ
G ギガ 10^9 SDカード、CPUクロック数
M メガ 10^6 写真データ、中規模ファイル
k キロ 10^3 一般的なドキュメントサイズ
- なし 10^0 基準単位
m ミリ 10^-3 プログラムの応答時間目標
μ マイクロ 10^-6 システムの1処理あたりの実行時間
n ナノ 10^-9 CPUが1命令を処理する時間
p ピコ 10^-12 最先端の研究レベル

覚え方のコツ:

  • 10^3(1000倍)または10^-3(1/1000)ずつ変化
  • T(テラ)、G(ギガ)、M(メガ)は日常的に使用
  • μ(マイクロ)は性能測定で頻出

実務での会話例:

  • 「このAPIの応答時間は200ms以下を目標にしよう」
  • 「データベースのサイズが50GBを超えたら、アーカイブを検討」
  • 「CPUは3.2GHzのものを選定」

まとめ:効率的な学習のために

学習の優先順位

  1. まず理解:なぜその技術が生まれたのか、どんな問題を解決するのか
  2. 次に体感:実際に触ったり使ったりしてみる
  3. 最後に暗記:試験直前に必要最小限だけ

実務で役立つ心構え

  • 完璧を求めすぎない:8割理解できれば十分
  • 調べる力を重視:正確な情報をすぐに見つけられることが大切
  • 人に聞く勇気:分からないことは素直に質問する

継続学習のコツ

  • 技術ニュースを定期チェック:ITmedia、Qiita、Zennなど
  • 実際のプロジェクトで実践:知識を実体験に変換
  • コミュニティ参加:勉強会やオンラインイベントで情報交換

参考資料

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