イベントレポート・体験記として書いていますが、リアルタイムで加筆しているのでナマの備忘録の面を強めています。
本稿は個人の感想であり、団体の意見ではありません。
プログラマー、というかエンジニアならぜひ海外系のイベントも一度は経験しておくべき!
という話を目的にします。
いわゆるconnpass系とかTechPlay系のイベントに参加経験があるなら、ぜひ挑戦してみてください。
(とはいえ、参加料が高い=海外では相場感だったりするので、気軽にどうぞとは言いにくい…)
本日のイベント
東京はお台場のヒルトンホテルにて。
日本では第一回目のKubeCon。Linux Foundation(以下LF)系列かな、この辺りが実はよく分かっていません。(スタッフのクセに…)
どなたか要出典。
キーワードは「Cloud Native」
後述しますが、セミナーセッションだったりアメニティでも取り上げられています。
せっかくなのでスタッフ風景でも
スタッフの集合写真的なのは別途上がる、はず。
これはパブリックに上げていいよ、と確認をもらってるやつです。
Day0=設営準備
恒例の受付バッジ並べたりスタッフ控室作ったりとか看板立てたり、というイベント前夜祭的なやつは参加しそこねました。あるだろうな、とは思いつつも先約のため参加できず。
同時通訳トランシーバーがなくなった代わりに、リアルタイムでのAI翻訳サービスを使う方法に変わったようです。会場が満杯で入れなかったのですが、翻訳サービスは使えるようになりました。
が、スライドを見ないと全然分からん!というのが使ってみた感想だったので、現地でスライド見ながら翻訳を見るのが良いです。オンラインで配信されているならそちらでも可。
一周回ってYoutube LiveなりZoomの翻訳のありがたみを知りました。
(とはいえ、使ってみた感じどちらもあまり精度が良くないので、翻訳に特化したAIサービスの需要は確実にある)
以下、前回と表現するのは同じくLinux Foundation主催のOSS Summit Japanを指します。
前回のスタッフメンバーがほぼ半数、新規がいっぱい入ってきてるのはいいことです。
Day1=本番
スタッフの集合
早朝の7:30に現地集合。なんなら前日に飛び込み登録して当日に参加するという弾丸ツアーを組んでました
片道2時間近くかかるのにホテルを取らなかった(取れなかった)ので現地に早朝集合にも関わらずほぼ始発からの参加となりました。
明日もほぼ始発から参加しますが、今日が本番みたいなところがある。
なお、会場自体は8時から、最初のプログラムであるKeyNoteは9:30からなので、一般参加は比較的余裕があります。
開場・8:00~
(個々の練度こそあれ)万全の体制だったと思ったんですが、予想通りというか混沌を極めました。
予期していないことで緊急対応が起こると周知が遅れるしある程度のラグは発生するよね、というところでした。
スタッフによって対応品質の差が出てくるのは練度ではなくて情報伝達の難しさですね。昔の戦場では練兵をしっかりやったというのも頷けます。
この辺りはどこのイベントだとか、そういう話ではなくて全部が全部そう。参加者が快適に過ごしやすい状態とは?また、会場側で対応して良い事・ダメな事は?の狭間で調整しないとダメなのでなかなかに大変でした。
LFのイベントは日本人(現地人)よりも海内からの参加者(登壇者やスポンサー)が多い気がする。ので、混乱しているところに日本語でコミュニケーションを行い、英語でアナウンスする、という流れが余計に難しくさせているように思いました。
KeyNote・9:30~
開始前からですが、とにかく列を流す・圧縮するというのがポイントでした。
コミケみたいだな、とは思うのですが一般参加の練度や文化違いを吸収する必要がありました。
言葉(日本語と簡易な英語)が伝わらない事を考慮しておかないと、列が混乱した時の収拾がつかなくなりました。
システム屋がこれを言うのは悔しいのですが、システムが現場でどこまで使えるか?を再認識する事になりました。いざという時はほとんど役に立たない。現場判断は絶対必要で標準化は出来ないのだろうと思います。
全員がシステム屋の熟練スタッフ集団の意見でこれです。システム開発の心構えとして「システムは平常運転をサポートするもの」として、例外ケースまではやりきれないものとしておいて、運用でのリカバリも提案できるレベルに仕上げないとダメだな、と思い知らされました。
ということで、本番は終わりです。
嘘です。本番はまだまだ終わらなかったです。
LT&企業ブース散策、という名のTシャツ配布ブース対応・11:00~
KeyNoteが終了次第、大ルームから流れてくる参加者を受け止める・流す仕組みを作るのですが、これまたひっ迫しました。
受付でてんやわんやしたので、受付分を流す処理が当然必要ですよね。というので、次の目玉ブースがてんやわんやするわけです。
それがTシャツ配布ブースでした。
で、スタッフだよ!全員集合!と相成ったわけです。
大人気ブースの次はお昼休み(お弁当・ランチボックス)12:00~
明日も起こる問題です。でしょう。
スタッフがご飯を食べられない、なんて話になったりならなかったり。
今回は比較的確保は出来ていたのですが、お弁当の種類で人気の偏りが出てきちゃうのはしょうがないよね!というところでやっぱり割を食うのでした。
ちなみに、我々が想像しているお弁当とは違って
- ビーガン食
- グルテンフリー
の弁当があったのは前回同様。こういうところはやはり海外志向な感じがしますね!
プレゼントブース大混乱! 14:00~
今回(LF全体?)はTシャツですね。
これ自体は過去の経験から主要スタッフ陣は予測していた事ではあり、体制も強化してはいたんですが、とはいえ列が一気に押し寄せるとやはり混乱は生まれます。
特に日本サイズの説明をするのがなかなかに大変で、いったんは試着というか確認をお願いするところから始まります。
そうしないと、同じMサイズでもサイズが違うので交換してほしい、というオーダーがくることになります。
あと、Mサイズとmediumサイズは違うらしいということもここで気付きました。おそらく次回のLFイベントスタッフもやるだろうなので、その時まで覚えているかどうかも分からんですが、思い出せるようにはしておこうと思いました。
省略しましたが、2日目で「サイズ合わないから交換してほしい」という相談をいただく事が多かったので、スタッフ参加時に限らず海外で服を買う時は気を付けましょう。
スタッフ打ち上げ!(Day1 終了後)
明日も早いのにすげーな!というのが正直な感想です。
面白い人たちばっかりなので無許可でチクりますが、この人たちDay0でも飲んでたはず。で、Day2でも飲んでます。もう毎日飲んでんな!
朝も早いし、この時点ではDay2も最終調整中だった(間に合わなかったというよりは、今日の内容を反映させる作業)はずなのにすごい。
私は残念ながら事実上事前準備なしの当日飛び込み枠だったので近辺に宿泊など取れるはずもなく、片道2時間かけて帰宅したのでした。
次は絶対飲みたい!(まぁDay2ではしっかり飲んでいたわけですが…)
Day2
(この後書きます)
と、思ったんですがスポンサーブース来訪とか余裕のある状態でスタッフ然として動き回るのが楽しかったので思った以上に書く暇がなかったです。
忙しさで言えばDay1がキツかったんですが、疲れてスタッフルームから出ようとしなかった→結果として記事を書く時間に充てられた、ということがあります。
Day2はスタッフ打ち上げでオーシャンビューのお店がとても綺麗だった、ぐらいしか覚えておらず。
事後処理が大変だったり、運営上のアレコレがあったりで「これ書いてええんか🤔」という内容もあり、確認が大変だなー、というのであっさり目です。
なので、以下からほぼ一般参加者です。ブースの話をいっぱいおいておきます。
探すといいレポートを書いてくださっている方がいっぱいいてスタッフとしては嬉しいです。
検索の仕方が悪かったのか、あまり見つける事ができませんでした…
もっと増えるといいなぁ!
スタッフなのに一般参加者としての話をするコーナー
一番印象的だったのは、レッドハット社のレッドハットがもらえたので嬉しかった、という話ぐらいは置いておきます(参考)
Claude Natie Technoloy Mapは必見!
かなり話題になりましたね。
まだ読んでない方はぜひ確認!
3Dホログラムディスプレイファン
実物を見たのは初めてです。
映像だと思って手を近づけたら切れるそう。(ファンのブレードだから)それはそうだろうな、と思いました。
が、見た目にホログラムっぽいので触りたくなる気持ちはすごく分かった。分かるというか、見て分かったという状態でした。
言われなければ「ダメだと思ったが触ってみたかった」と言ったことでしょう。
プチ打ち上げ
なんと、ここのスタッフの打ち上げは当日と後日の2回あります。LFイベントというよりはリーダー層がただひたすら飲みたいだけの人でしかなかった。
参加したい!と言っている私がいうのもなんですが、ただただ愉快な人たちです。
すごいと思うのが、この宴会に参加しているのがおじさん層だけではなくて若手(学生を含む)も参加しているということ!
研修講師という立場としては若手が頑張っているコミュニティというのは羨ましい限り!
写真とかはスタッフブログかどこかに上がるはず。たぶん。
所感
本稿は1日目からスタッフ控室でちょこちょこ書きながら進めてます。リアルタイム実況風に言うなら、昼になったら疲れて眠るスタッフもチラホラ。
なお、スタッフと一言で言っても別のイベントの主催だったりすごい人がそんじょそこらに溢れてます(イベントあるある)
スタッフの練度も高い、とは言いますがメンツの内訳を見ればそりゃーそうでしょうね、という感覚があります。
私も昔はコミケット系列だったり二次創作系の主催団体と懇意にしていましたが、やっぱり界隈の凄い人がスタッフをやってるので、一般参加者目線でいう「下っ端に見える」現象はなんなんだろうなー、と思ってしまいます。
不思議な感覚です。
海外向け(発祥・日本ローカライズ)イベントの難しさ
性別表記が差別的という話が出てきました。
いわゆる「男性用」と「女性用」という表現が良くなくて、「Straight」「Fited」のようなサイズ感を性別に関連させないような表現に直したり、シンプルにサイズを「XS~M」を女性、「L以降」を男性とカテゴライズしてみたり、日本人が使うトイレの分別の感覚との違いがあったり(とはいえ、設備側の問題もあり変えられない)など
そして、更に「日本人向け」と「日本人以外(各国に準拠)」で寸法が違ったりするのが、提供側としての最大の難しさです。
参加者も日本人なら伝わる表現が、海外向け(国不問)で適切なサイズの案内ができない。国ごとによって微妙に寸法が違うんだ、ということを改めて思い出しました。
許可をもらったので、Kubeconスタッフとして参加するきっかけになったコミュニティOrganizationに貢献させていただきます。
第二回KubeCon Japanの開催に向けてスタッフを募集するだろう、と思われるので勝手ながらコミュニティの紹介と案内をさせていただきたいです。
とはいえ、私もそんな権限はなかったりしますが、応募してお断りされる、なんて話を聞いたことがないので志があればウェルカム!のはずです。
詳細はコミュニティからお問い合わせください。