Claude Sonnet 4.5が登場
2025年9月末、Anthropic社から「Claude Sonnet 4.5」が発表され、AI開発界隈で大きな話題となっています。
このモデルは「世界最高のコーディング性能」「大幅強化されたエージェント構築力」「長期間の複雑なタスク実行能力」を持ち、従来モデル(Sonnet 4等)の全機能を継承しつつ安定性・推論力でも飛躍的な進化を実現。
特に「Claude Code」の大幅進化、APIのメモリツール追加、長期記憶の実装、多機能エージェントSDK公開などエンジニア目線でも大きなアップデートとなっています。
Claude Sonnet 4.5 / AWS Kiro / ChatGPT-5によるWebGLサイト制作検証&比較
実際に「Claude Sonnet 4.5」「AWS Kiro」「GPT-5」の3モデルで、
以下のプロンプト内容で一発出力→結果の比較を行いました。
あなたはフロントエンド開発者です。出力は必ず「1つのHTMLファイル」で完結させてください。
外部ライブラリはCDN経由で読み込み可。テーマは「Claude Sonnet 4.5の紹介」。要求事項:
- モダンで明るい配色、洗練された美しいUI。
- 3D要素を2つ以上含める。Three.js/WebGLで実装。
- 3D要素は、メインビジュアルの90vhに設定。ダイナミックな印象を与えるものを制作
- 斬新でインパクトのあるデザイン
- 出力はそのままブラウザで動く完全なHTMLファイルのみを返してください。
- 使用するCDNのURLは https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/three.js/r128/three.min.js
これらのページはPCのみ対応で、ズーム倍率0.5x推奨です
Claude Sonnet 4.5
See the Pen Untitled by STELLAR INTER (@STELLAR-INTER) on CodePen.
Kiro
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GPT-5
See the Pen Untitled by STELLAR INTER (@STELLAR-INTER) on CodePen.
Claude Sonnet 4.5 は、要件(3D要素・UI/レイアウト・90vh)を忠実に守りつつ、全体の完成度も高め。
デザインはそこそこなモダンという感じで、プロンプトの「斬新でインパクトのあるデザイン」とまではいかない印象です。
ただ、今回はグラデーションの使い方が下手で、ページ内のカードとグラデーションが被ってしまっています。
Kiro(搭載モデルはClaude Sonnet 4.0) は、Sonnet 4.5に近い傾向。要件はきちんと守るものの、モダンさには欠ける部分があります。
また、一部文字が背景色に溶け込み、ほぼ見えない。これはGPT-5でよくある問題ですが、Kiroでは初めて起きました。
GPT-5は要件を無視することがあり、今回はメインビジュアルの90vh指定を完全に無視しています。
色使いやアイデアは斬新でモダンですが、文字の可読性や配置の崩れなどデザイン面でバグや違和感が生じやすいです。
まとめると、Claude Sonnet系(4.0/4.5)は要件遵守と安定感重視、GPT-5は自由な発想ですが不安定になりがちでした。
どのAIモデルでも一発で理想通りのものを出すのはなかなか難しく、従来通り、何度か出力させて最適化していく流れが必要だと感じます。