はじめに
Blender 2.8のアドオンTexTools でUV > Rectify した時にエラーが発生した場合の対処方法を記載します。
結論から書くと、頂点の重複が問題になっていたようなのでこれを解消します。
環境
Windows 10
Blender 2.80
TexToolsとは
Blender でのUV編集を楽にしてくれるアドオンです。今回初めて導入しました(というよりBlenderが初めて)。
ただし上記では記事執筆時点でBlender 2.79までしか対応していないので、2.8対応版はGitHubからダウンロードします。
TexTools-Blender 2.80
インストール方法などは割愛。
現象
UV EditingビューでUV > Rectify すると以下のエラーが表示されました。
ZeroDivisionError: float division by zero
どこかでゼロ割り発生?
対処方法
問題になっているUVを拡大してみると、どうも辺が意図した形ではなく、二重線のようになっている箇所があります(モデリング時の操作ミス?)。
二重線になっている各頂点をクリックしてみると、どうも隣とつながっていない箇所もあるようです(ZeroDivisinの原因?)。
(追記:記事「頂点が重複する原因 」に原因となったと思われる操作を書きました)
モデリングでぽちぽち直しても良いのですが、調べるとこれは「頂点の重複」という状態のようで、一気に解消できるみたいです。
- UV Editingビューの右ペイン(UVではなく3Dモデル側)でAキーで頂点を全選択
- Alt + M でマージのコンテキストメニューを表示し「距離で」を選択
- 近接する頂点がマージされる
- 右ペインでもう一度UV > 展開
UVの二重線がなくなりました。(位置と向きが変わっていますが上図と同じUVです)
この状態からRectify すると問題なく成功しました。
おわりに
頂点の重複に由来するTexTools のRectify エラーを解消しました。
(意図していないとはいえ頂点が重複しているだけでエラーになる原因までは不明なのですが)
これはBlender初心者が、zen様の素晴らしい動画「【第3回】ワニでもできる!モデリングforVRChat - テクスチャ
」を見ながら初めて3Dモデリングした際に遭遇した現象を解消した記録となります。