はじめに
今さらながら、アプリのStoreへのリンクURLについて考えてみました。
- グローバル
- 国内限定
- SEO的に有効
これらを意識したURLとは。
検討要素
適切なマーケットへの誘導
視認性の良さ
AppStoreへのURL
AppStoreへの誘導フロー
- サイト中にURLをリンク、またはブラウザ経由で直接URLを表示
- iTunesの起動
- 指定アプリの起動
App Store Short Linksのフォーマット
http://appstore.com/<アプリ名>
http://appstore.com/<開発者名>/<アプリ名>
例
http://appstore.com/モンスターストライク
http://appstore.com/ちょいキス
http://appstore.com/アニメ&動画
http://appstore.com/日本マクドナルド株式会社/マクドナルド公式アプリ
リンクできなかった例
通常のURLの例:日本のストア
http://itunes.apple.com/jp/app/id<アプリに割り当てられたAppleID>?mt=8
jaとなっていたところをjpに直しました
実験
責任は持てませんが、現時点でこんなのも可能
https://itunes.apple.com/jp/app/関西ではマクド/id413618155?mt=8
App Store Short Linksの生成ルール
アプリ名に含まれる文字列をそのまま使えない場合もあるので
下記で確認してください
https://developer.apple.com/library/ios/qa/qa1633/_index.html
また、ルールにそって記述しても使えない場合はあるようです。
All URLs are accessible worldwide and will direct the customer to their respective country's App Store. Because of the possibility of name conflicts or other errors, URLs which have multiple results, for example http://appstore.com/airhockey, will return a search page. Using unique names for your apps will help prevent this.
iTunesを開かせる
http://itunes.apple.com/jp/app/id<アプリに割り当てられたAppleID>?mt=8
ls=1
http://itunes.apple.com/jp/app/...までだとiTunesを開くことはないのですが
URLにls=1を付加することで開くようになります。
http://itunes.apple.com/jp/app/id<アプリに割り当てられたAppleID>?mt=8&ls=1
試してみた
海外マーケット
日本語のURLを使ってみて
対象アプリが国外を公開対象に入れている場合、表示されました。
海外マーケット(デフォルトでない)のアプリ名をいれて表示させた場合は、
海外マーケットへ展開を考える
App Store Short Linksを使ったURLを国外で展開する場合を想定すると
日本語をデフォルト言語として指定している場合に”日本語”で指定したアプリ名が有効になっていると不都合がある場合も考えられます。
最初からデフォルトの言語を英語などにしてするか、英語をデフォルトの言語として再設定するなどを検討する必要があるかもしれません。
ただ、上記についてはドキュメントからの記載は見つけられておらず、試して確認したレベルです。
そのため、まずは下記を検討すべきかと思います。
国ごとにURLを分ける
http://itunes.apple.com/<マーケットの国名>/app/id<アプリに割り当てられたAppleID>?mt=8
マーケットの国名には国名コードを指定します。
マーケットの言語で表示
当該国の言語として代表されるものはl
パラメータで指定した言語で確認できました。
しかし、中国のAppStoreを表示させて日本語で表示させることはまだできていません。
http://itunes.apple.com/<マーケットの国名>/app/id<アプリに割り当てられたAppleID>?mt=8&l=<言語コード:ISO 639-1>
簡体
https://itunes.apple.com/cn/app/tokyo-subway-navigation-for/id844802451?mt=8&l=zh
繁体
https://itunes.apple.com/tw/app/tokyo-subway-navigation-for/id844802451?mt=8&l=zh
簡体の場合は中国本国、繁体の場合は台湾のAppStoreでのみ確認しています。
タイ語
https://itunes.apple.com/th/app/tokyo-subway-navigation-for/id844802451?mt=8&l=th
副言語である簡体、繁体で確認すると
- zh-cn
- th-tw
という指定もできることがわかりました。
利点
ブラウザ上で表示させるiTunes Previewの内容もiTunes上のものも、当該国向けに書いた内容が表示されます。
1つのURLで展開
https://itunes.apple.com/app/id<アプリのAppleID>
USのAppStoreにアプリを展開している場合
例)マクドナルド公式
USのAppStore記載されている内容がブラウザに表示されます。
ここのボタンからiTunesを開くと、自分が開いている国のマーケット情報で表示されます。
利点?
USストアへアプリを公開している場合は一度iTunes Preview(ブラウザ上のWebサイト)が表示されますが
アプリをUSストアへ公開していない場合は、iTunesへ直接リダイレクトがかかります。
例)モンスターストライク
https://itunes.apple.com/app/id658511662
SEO
有効?
https://support.google.com/webmasters/answer/70897
参考URL
http://www.yuta-system.com/seo/urlseo.html
http://www.seo-complete.info/knowhow/nihongo-domain.html
参考URL
さいごに
アプリ名が冗長になっているものがStore上では多く、一概に短縮とは言えませんが、URLに日本語名で企業名と並んででるのは分かりやすいと思っています。
そして、公開対象国となっている海外マーケットでも日本語タイトルからつけられたURLが有効なのは意外でした。
また、国別のStoreでの表示と言語を調べて各国のマーケットで表示言語が制限されている、省略時には英語がデフォルトとみえました。Appleはドキュメントにかいてほしいな。