#はじめに
ほぼ一年間できれるadhocアプリや、enterprise版で書き出したiOSアプリの復活のTipsです。
以前は・・・
iPhone構成ユーティリティー
バージョン6.2まではダウンロードできたようですが
iOS8で不具合があったりでダウンロードできるものは2.2となっていました。
今回はこちらは使わず、Xcodeを使う方を対象としています。
OTA配信
プロビジョニングを更新したあとに
- アプリ削除
- OTA配信
これで差し替えることもできたのですが、できなくなっていました。
環境
- Mac OS X Yosemite
- Xcode7.2

#更新の方針
- 端末内のプロビジョニングファイルを差し替え
- アーカイブファイルからipa書き出し時に差し替え
端末内のプロビジョニングファイルを差し替え
OTA経由などでインストールされたプロビジョニングファイルは差し替えることができます。
#アーカイブファイルからipa書き出し時に差し替え
##XcodeArchiveを使う
開発環境を維持しないのであれば、同一端末での長期運用を前提にしたアプリはarchiveするべき。
この作業でのゴールはプロビジョニングファイルの差し替え
です。
手順はこちらで
http://qiita.com/nofrmm/items/797ab6fc89af3ade7a27#ipa書き出し
アーカイブファイルにするメリット
- ビルド環境(対応するXcode、MacOSXのバージョンも含む)を保全は考慮しなくていい
- Provisiong Fileを差し替えるだけなのでリビルドで引っかかるなどがない
レガシーなアプリ
- Xcode4時代にビルドしたiOS5アプリ
- 2年ほど前にUnityから出力したプロジェクトファイルでアーカイブしたiOS6アプリ
これらは問題なく動かせています。
アーカイブファイルのデメリット
- Xcodeやアーカイブファイルの仕様に変更が入ると運用終了。
- MDMなどで配信時にアプリのバージョンを上げる必要がある・・・といった場合は使えない
参考
構成ユーティリティ3.6.2がダウンロード出来ない
https://discussionsjapan.apple.com/thread/10155863
#さいごに
一番難しいのが古いiOSをターゲットとしているアプリの開発環境再構築です。
ただ復活させたいのであれば、アーカイブファイルから再取得すればよく
リソースの差し替えや、バージョンアップも!と言われるとリビルドになるんですが・・・
運用の仕方が決まっていなければリビルド一択になり、工期的にも予算的にもクライアント、技術者に負担がかかります。
こういう運用ならこういう方法がいいよーとかさんはもっと広めて欲しいなと思っています。