上田で行われた SORACON UG 信州 #6 JAWS-UG/TwilioJP-UG共催 のハンズオンで学んだ事を元にやってみました。
#やってみた事
市販のCPUボードのスイッチが押下されたらソレノイドに通電してSORACOM BUTTANのボタンを押す。
1.使用ボード 基板付きキット 絵解き マイコンCプログラミング教科書に付いていたボード
2,ソレノイド CBS0830/CBS08300120(12Ω)
を使用して基板上のSW1を押下するとソレノイドが動作してSORACOM BUTTONをダブルクリック。SW2を押下すると長押し。基板上の温度計が30℃以上になるとシングルクリックを行う様にしました。(SORACOM BUTTONは三種類の押し方に対応しています。)
#動作概略
CPUボードのOUTピンを5V駆動のリレーに接続。リレーがONするとDC 18Vで駆動するソレノイドが動作してSORACOM BUTTONのボタンを押下する。
#基板側プログラム(マイコンプログラム) (抜粋)
if( SW1 == SW_ON )
{
LED1 = LED_ON;
ButtanDoubleClck();
LED1 = LED_OFF;
}
if( SW2 == SW_ON )
{
LED2 = LED_ON;
ButtonLongPush();
LED2 = LED_OFF;
}
if( !ChkTimer( TEMPRATER_CHK_TIMER ) )
{
if( Temperature >= 30.0 )
{
LED1 = LED2 = LED_ON;
ButtanSingleClck();
LED1 = LED2 = LED_OFF;
SetTimer( TEMPRATER_CHK_TIMER , 10*T_1MIN );
}
}
#AWS Lambda 修正した部分の抜粋
if click_type == "LONG" :
msg = "長押し\nSW2が押されました。\n"
elif click_type == "DOUBLE" :
msg = "ダブルクリック\nSW1が押下されました。\n"
else :
msg = "シングルクリック\n30℃以上になりました。\n"
#送られて来たメール
基板上の温度計が30℃以上になった時に送信して来た物。
#今後の事
SORACON UG 信州 #6 JAWS-UG/TwilioJP-UG共催 のハンズオンではSORACOM BUTTONが押されると Twillio を使って電話が掛かり音声が流れるハンズオンも行いました。このハンズオンのサンプルを修正して電話の音声を SW1が押されましたとか とか 30℃以上になりました とかの音声が出る様に修正を行いたい。
#問題点
- ソレノイドを駆動するのにCPUボードとは別な電源がいる。( 今回は6P乾電池直列で18V )
ソレノイドは電流を食うのでソレノイドは使いたくない。 - 送信時のエラーが分からない。SORACOM BUTTONは人が使う事を前提で作られているので。送信エラーの時に赤いLEDが点灯する。だが認識用の機材を使わないとエラーの認識が出来ない。
(SORACOM BUTTONを分解してボタンの接触をマイコンで行える様に改造したり。LEDの信号を検知して送信OK NGの判定を判別出来る様にする事も出来るが。技適上(法律上)行って良いものか判断出来なかったので今回は行いませんでした)
3. 今回の回路はイマイチ。改良の余地あり。
#ソラコムサンタ へのお願い
- 5Vまたは3.5V信号でSORACOM BUTTONの動作を行える様にして頂きたい。
- 送信成功、失敗が5V または 3.5V の信号で分かる様にして頂きたい。
上記が出来ると安価(100円以下)なマイコンの簡単なプログラムだけでインターネットに情報が送れます。凄く安く簡単にIotが実現します (激安 Iot )。
マイコンなしでも自分で好きなスイッチを付けてるだけでドアの開け閉め。物が置かれたなど。
物の側にはマイコンやプログラムなしでIotが実現しちゃいます。
2019-04-10 追記
[ソラコムより出ていました。] (https://blog.soracom.jp/blog/2019/04/10/soracom-lte-m-button-for-enterprise-and-plus/) 自分が考える様な物はさすがにありますね。
次はこれを買ってやってみよう。
#最後に
本内容は、E2F 組込みエンジニアフォーラム 第9回交流会で発表させて頂きました。
SORACON UG 信州 #6 JAWS-UG/TwilioJP-UG共催 のハンズオンでご指導して頂いた方々。ありがとうございました。
以上