サンプルとして、1日の終わりに当日のgithubのcontribution数をslackに飛ばすbotをつくりました。
https://github.com/nnishimura/day-summary

かいつまんで説明したいと思います

準備

Slack上で、bot用のIncoming Webhookを作ります。
https://api.slack.com/incoming-webhooks

投稿したいチャンネルを選んで進むと、Webhook URLが取得できます。

これをコピーして、そのまま登録を完了します。

Commanderを入れる

githubのユーザー名やbotの投稿時間のスケジュールをプログラムに渡せるように、
commanderをnpm installします。

これはnode側からコマンドラインの操作をしやすくするパッケージで、
後で--schedule等のオプションをつけてスクリプトを実行することで、
自由にbotの投稿時間を設定することができます。

index.js

const program = require('commander')

program
  .version('0.1.0')
  .option('--github <string>', 'Add github username')
  .option(
    '--schedule [string]',
    'cron pattern, defaults to 20:00 every day',
    '00 20 * * *'
  )
  .parse(process.argv)

こうすると、例えばnode index.js --github 'akira'というコマンドを実行した時、program.githubでakiraが取れるようになります。

node-scheduleを入れる

botの投稿時間を決めるため、node-scheduleをnpm installします。

index.js

const schedule = require('node-schedule')

const pattern = program.schedule || '00 20 * * *'

const j = schedule.scheduleJob(pattern, () => {
  // slackに投稿する処理
})

前のステップで--scheduleオプションに渡したパターン通り、slack通知の関数をトリガすることができます。
例えば、00 20 * * *だと毎日20時になります。

*    *    *    *    *    *
┬    ┬    ┬    ┬    ┬    ┬
│    │    │    │    │    │
│    │    │    │    │    └ day of week (0 - 7) (0 or 7 is Sun)
│    │    │    │    └───── month (1 - 12)
│    │    │    └────────── day of month (1 - 31)
│    │    └─────────────── hour (0 - 23)
│    └──────────────────── minute (0 - 59)
└───────────────────────── second (0 - 59, OPTIONAL)

スラック投稿の処理

さきほど取得したWebhook URLにメッセージをPOSTします。
Webhook URLはそのままコード上に入れないで、環境変数として登録してください。

const request = require('request')

const DEFAULT_PARAMS = {
  url: process.env.SLACK_WEB_HOOK_URL, // 環境変数
  form: 'payload={text: "default message",username: "test bot",icon_emoji: ":bar_chart:"}',
  headers,
  json: true
}

request.post(DEFAULT_PARAMS, (error, response, body) => {
  if (!error && response.statusCode == 200) {
    return console.log(body) // logs 'ok'
  }

  console.log('error: ' + response)
})

動かす

node index.js --github 'USER_NAME' --schedule 'SCHEDULE_PATTERN'

とりあえずこれで動きますが、このスクリプトをずっと実行したいので、foreverというパッケージを使います。

Foreverで永続化

npm install -g foreverでグローバルインストールした場合は、

forever index.js --github 'USER_NAME' --schedule 'SCHEDULE_PATTERN'

ローカルにしかない場合

./node_modules/.bin/forever index.js --github 'USER_NAME' --schedule 'SCHEDULE_PATTERN'

これでslack botのスクリプトを実行し続けることができます。

まとめ

コマンドラインツール化：commander
スケジュール：node-schedule
永続化：forever