はじめに
- AWS CLIのセットアップはそれほど難しい作業ではありませんが、新しいPCを買った時など限られた機会にしか実施することがないため、備忘録として記事をまとめてみました。
IAMの操作
IAMユーザーの作成
- CLIで利用するアカウントとして、IAMユーザーを作成しておきます。
- ここではバックアップ用のユーザーとして、
backup
という名前のユーザーを作成しておきます。 - IAMユーザー作成時にアクセスキーがダウンロード出来るため、必ずアクセスキーのファイルをDLして安全な場所に保管しておきます。
権限の確認
- IAMのユーザー情報の画面を開いて、ユーザーに所望の操作をさせるために必要な権限が割り当てられていることを確認します。
- 今回はS3へのバックアップ操作ができれば良いので、S3の操作権限が割り当てられていることを確認します。
AWS CLIの導入
インストール
- こちらのページに書かれている手順でインストールします。
- Windowsの場合は.msiファイルによるインストールとなりますが、Linuxの場合は以下のようにスクリプトを実行してインストールします。
// インストール
[nkojima@akagi ~]# curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
[nkojima@akagi ~]# unzip awscliv2.zip
[nkojima@akagi ~]# ./aws/install
// インストール後にバージョンを確認
[nkojima@akagi ~]# aws --version
aws-cli/2.8.7 Python/3.9.11 Linux/3.10.0-1160.71.1.el7.x86_64 exe/x86_64.centos.7 prompt/off
セットアップ
-
aws configure
と入力した後、バックアップ用のユーザーを作成した際にDLしたアクセスキーの情報などを指定して、初期設定を済ませます。 - ここではデフォルトのリージョンとしてap-northeast-1(東京)を指定しています。
[nkojima@akagi ~]# aws configure
AWS Access Key ID [None]: {アクセスキー}
AWS Secret Access Key [None]: {シークレットアクセスキー}
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json
動作確認
- 今回はS3を操作することが目的なので、
s3 ls
コマンドでS3に接続できることを確認しました。
[root@akagi ~]# aws s3 ls s3://{バケット名}
PRE cgi-bin/
PRE test/
2022-11-01 20:18:03 2236 image.png
2022-11-01 20:18:57 1138 index.html