LoginSignup
32
32

More than 1 year has passed since last update.

非エンジニアでもLINE Bot開発できる! SpreadsheetをデータベースにGASで動かす

Last updated at Posted at 2020-03-25

YouTube(2020年3月更新): https://youtu.be/9K_EKn2QQUQ
YouTube(2022年5月更新): https://youtu.be/4MkEbRFGP14
https://youtu.be/4MkEbRFGP14

無料! 追加インストールなし! 環境依存なし!

黒い画面でコマンドを打ったり、何か新しく登録やインストールをしたり、WindowsやMacなどの環境の違いで動かなかったり、そんなことは一切ありません!
LINEがスマホに入っていて、Googleアカウントを持っている人 なら誰でも無料で簡単に、最初からGoogleスプレッドシートの機能としてある「Apps Script」(下の写真参照)でLINEボットを作ることが可能です。

スクリーンショット 2022-04-06 9.55.44.png

下準備① LINE Messaging API

まず、LINE Developersにアクセスして、「コンソール」のボタンか、右上の「ログイン」で、ログインします。

Connect with LINE Developers

スクリーンショット 2019-05-16 17.23.43.png

ログインできたら、以下の手順でプロバイダーを作成し、「LINE Messageing API」のチャネルを作成します。

スクリーンショット 2019-05-16 17.24.22.png

スクリーンショット 2022-04-06 10.23.49.png

スクリーンショット 2022-04-06 10.28.24.png
スクリーンショット 2022-04-06 10.27.08.png

次に、入力必須項目を埋めていきます。
スクリーンショット 2019-05-16 17.33.21.png

最終的に、下記のように新規チャネルが作成されればOK!

スクリーンショット 2022-04-06 10.33.04.png

LINE Official Account Managerの応答設定を編集

LINE Developersのページの「チャネル基本設定」から、LINE Official Account Managerページに移動します。

スクリーンショット 2020-03-25 午前11.27.52.png

次に、左側の応答設定をクリックします。

スクリーンショット 2020-03-25 午前11.31.30.png

下記のように設定されていれば大丈夫です。

スクリーンショット 2020-03-25 午前11.36.07.png
  • 応答モード: BOT
  • あいさつメッセージ: オン
  • 応答メッセージ: オフ
  • Webhook: オン

下準備② Google Apps Script

スプレットシートを開き、拡張機能から「Apps Script」を選んでください。
スクリーンショット 2022-04-06 9.55.44.png

下記のデフォルトのコードは使わないので、全部選択してdeleteで消してください。

コード.js
function myFunction() {
  
}

代わりに、下記のコードをコピーして貼り付けてください。

コード.js
// LINE developersのメッセージ送受信設定に記載のアクセストークン
const LINE_TOKEN = 'チャネルアクセストークン(ロングターム)'; // Messaging API設定の一番下で発行できるLINE Botのアクセストークン(Channel Secretはいらないみたいです。)
const LINE_URL = 'https://api.line.me/v2/bot/message/reply';

//postリクエストを受取ったときに発火する関数
function doPost(e) {
  
  // 応答用Tokenを取得
  const replyToken = JSON.parse(e.postData.contents).events[0].replyToken;
  // メッセージを取得
  const userMessage = JSON.parse(e.postData.contents).events[0].message.text;
  
  // メッセージを改行ごとに分割
  const all_msg = userMessage.split("\n");
  
  // 返答用メッセージを作成
  // スタンプのリスト -> https://developers.line.biz/en/docs/messaging-api/sticker-list/
  const messages = [
    {
      "type": "sticker",
      "packageId": "446",
      "stickerId": "1988"
    }
  ]
  
  // ***************************
  // スプレットシートからデータを抽出
  // ***************************
  // 1. 今開いている(紐付いている)スプレッドシートを定義
  const sheet     = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  // 2. ここでは、デフォルトの「シート1」の名前が書かれているシートを呼び出し
  const listSheet = sheet.getSheetByName("シート1");
  
  // ***************************
  // スプレッドシートにデータを入力
  // ***************************
  // 最終列にデータを新しく入力
  listSheet.appendRow(all_msg)
  
  // 返答用メッセージを追加
  const after_msg = {
    'type': 'text',
    'text': "データを入力しました。",
  }
  messages.push(after_msg);
  
  // lineで返答する
  UrlFetchApp.fetch(LINE_URL, {
    'headers': {
      'Content-Type': 'application/json; charset=UTF-8',
      'Authorization': `Bearer ${LINE_TOKEN}`,
    },
    'method': 'post',
    'payload': JSON.stringify({
      'replyToken': replyToken,
      'messages': messages,
    }),
  });
  
  ContentService.createTextOutput(JSON.stringify({'content': 'post ok'})).setMimeType(ContentService.MimeType.JSON);
  
}

アクセストークン

LINE Developersの、自分のLINE Message APIのチャネルの中の、「Messging API設定」の部分の一番下に書いてあるチャネルアクセルトークンをコピーして、2行目のアクセストークンの部分に上書きしてください。
スクリーンショット 2020-03-19 午前11.36.36.png

Webアプリケーションとして導入

Webhookに使うために、Apps Script の画面右上の「デプロイ」から「新しいデプロイ」をクリックして、デプロイタイプは「ウェブアプリ」でURLを発行します。

スクリーンショット 2022-04-06 10.35.52.png

スクリーンショット 2022-04-06 10.47.24.png

下記の通り、アクセスできるユーザーは「全員」に設定して、右下の「デプロイ」を押してください。

スクリーンショット 2022-04-06 10.39.05.png

許可しますか?と聞かれるところは、全て許可してください。
確認しますか?と聞かれるところは、安全ではないページに移動をしてください。
スクリーンショット 2020-03-19 午前11.52.52.png

デプロイが成功すると、下記のようにウェブアプリのURLが発行されます。このURLを、Webhook URLとして使用します。

スクリーンショット 2022-04-06 10.51.08.png

LINE BOTと連携

GASで発行されたWebhook URLをコピーして、LINE Developersの、Messging API設定の部分の真ん中辺りにあるWebhook設定に、コピーしたURLを貼り付けてください。

スクリーンショット 2020-03-19 午前11.56.21.png

作ったLINE BOTに、下記のようなメッセージを送って、それなりな感じで返事がくれば完成です。すぐ下のWebhookをonにするのを忘れずに!

スクリーンショット 2020-03-26 午前1.06.47.png

新しくプログラムを書き換えたら、もう一度右上の「デプロイ」から「デプロイを管理」をクリックして、ポップアップの右上の編集マークをクリックします。この際、バージョンを「新バージョン」に変更しても、Web hook URLは変わらずに新しいプログラムに書き換えることができるので、新バージョンを作成して再度「デプロイ」しましょう。

スクリーンショット 2022-04-06 10.54.17.png

URLは特に変わっていないので、ウェブアプリのURLをLINE DevelopersのページのWebhook
設定で更新する必要はございません。

完成

まず、一番上の列に何か色を塗り(塗らなくても大丈夫)、入れたいデータのタイトルと、サンプルデータを一つ入力してください。

スクリーンショット 2020-03-26 午前0.56.53.png

次に、作成したLINE Botを開き、入れたいデータを順番に改行を挟みながら入力します。
スクリーンショット 2020-03-26 午前1.32.47.png

無事、スプレッドシートにこのように入力されていれば成功です。

スクリーンショット 2020-03-26 午前1.33.05.png

ストアカ講座あり

このQiita通りにやっても動かなかった、もしくは挫折した方は、ストアカで2時間みっちり対応しています。
https://www.street-academy.com/myclass/121336

今回のBOTを作った経緯

TSfCM主催のハッケーション(ハッカソン×バケーション)を富士吉田で行いました。
イベント詳細:https://tsfcm.jp/hackation01

その時に、まだプログラミング経験1ヶ月弱のTSfCMスクール生と一緒に深夜3時まで、LINEボットを開発していました。その簡易版が、この記事の内容です。誰でも簡単にLINEボット開発はできるので、是非色々と試してください & 引き続きハッカソンの作品の開発はスクールで進めていくので、応援してくれると嬉しいです!

TSfCM生の書いたQiita記事

続き

Udemyで2つのコースを配信中

Udemyで「LINE BOTのコース」と「Google Apps Script 入門コース」を出しています。

32
32
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
32
32