はじめに
HAL東京高度情報処理学科のおりばーです。
最近Qiitaにアカウントを登録し、友人から「HAL Advent Calendar 2017」があると紹介されたので、参加させていただきました。
今回はIPAが行なっている情報処理技術者試験に関して記事を書こうと思います。
経歴
私はIT系の勉強は入学まで全くやってなく、毎日ニコニコ動画を見てたぐらいでした。
だけどパソコンが好きだったので、プログラムを学ぼうと思いHALに入学しました。
今までに取得した資格は以下の通りです。
- ITパスポート(2015年3月取得)
- 情報検定 情報活用試験 1級,2級
- 情報検定 情報システム試験 プログラマ認定,システムエンジニア認定
- 基本情報技術者(2015年秋取得)
- 応用情報技術者(2016年春取得)
- ネットワークスペシャリスト(2016年秋取得)
- データベーススペシャリスト(2018年春取得)
資格取得について
HALではIPAの行なっている情報処理技術者試験にみんな申し込んで受験します。
特に基本情報技術者試験に力を入れており、取得に向けてみんな頑張って勉強していると思います。
先生の中には「資格は必要!持っているのと持っていないとじゃ就活に雲泥の差が出る!」だとか、学生間では「基本情報技術者とか余裕だろ」とか最近耳にするようになりました。こういう話を聞くたびにうんざりしますし、残念に思います。
そこで、就活の時期において、資格が自分にどのように作用したのかを書いていこうと思います。
資格取得の為にやったこと
経歴を見ての通り、ITパスポートから自分は取得しています。
これはとても重要なことだと私は思っています。
段階を踏むというのが私のスタンスで、このおかげでそれぞれの資格勉強に対する負担を軽減できたと思っています。
学校では急に基本情報技術者から受けさせられますが、これは中々厳しいと私は思っています。
基本情報技術者試験はネットの意見とかよく見ると余裕だとか、実際煽ってくる人は現実にも結構います。
大事なのは難しさは人それぞれで、得意不得意はどの人にもあるものです。
自分は難しいと感じたので、段階を踏んで取得しようと思っただけです。
ぜひ基本情報技術者試験が難しいと思っている皆さんは段階を踏んで受験してみてください。
学生時代に資格はそもそも必要なのか
結論から申しますと、私の意見は**「学生の間は作品をどんどん作れ」です。
現在の自分が一番後悔して入るのが資格に力を入れすぎて作品をあまり作ってこなかったことです。
入学当時の私は「資格を取得してからがスタート地点」**だと思っていたのですが、それは方向性が間違っていたと今は思います。
基本情報技術者試験の前身である第二種情報処理技術者試験の「経験」の部分にはこのように書かれています。
高度情報処理技術者を目指し、情報システムの開発、保守又は運用の業務について、1年程度の実務経験があることを想定する。
まさにこの通りで、経験を積んだ人が資格を取得する。という流れになって入るわけです。
応用情報技術者やネットワークスペシャリストはもっと経験年数が必要でしょう。
「まずは手を動かして作品を作ろう。ある程度知識がついたら資格の勉強をすれば良い。」っていうのが今の私の意見です。
実際、私が外部の人と関わって行く中で、資格を取得している人は少なかったかのように感じます。
特に大学生で取得している人とあまり出会いませんでした。それでも明らかに自分自身より知識があったので、実際に手を動かして知識をつけたんだと思います。専門学生は相対的に見て、多くの人が資格取得していますが。
資格取得にメリットはもちろんあります。私がネットワークスペシャリストまで取得して感じたメリットは以下の通りです。
- ITに関する幅広い知識が身につく
- その分野に関する基本的な知識が身につく
就活に役立つ云々は次の項目に任せるとして、資格取得のメリットは知識が身につくことです。
すなわち、合格したしていないに関わらず知識が身につくのはどの人も同じです。
ネットワークに関する実務経験なし、機械も持っていない、触ったこともほぼない私がネットワークスペシャリストに合格して、本当にスペシャリストなのかと感じることはあるのですが、ネットワークに関する基本的な知識は身についたと感じ、その面ではとても良かったと思っています。
この項のまとめとして、決して資格が必要ではないということを言っているわけではありません。
「資格を取得する前にやるべきことがあるのではないのか?」と言っているだけです。
資格は社会人になってからでも取得できるのです。必要になった時に取ればよいと私は思います。
資格は就活に役立つのか
これはケースバイケースです。実際私に関していえば、今のところ役だった形跡はありません。
おそらくこれは目指す所によって変わってくると思います。
自分はベンチャー系の会社を目指しているので、そういう会社は資格よりもその人が何を作ってきたかに重きを置いているように感じました。
特に最近はGitHubのコードを見られるケースが増えていると思います。その人がどのような作品を作って、どのようなコードを書いているのかとても重要な判断材料です。ベンチャー系を目指す人は意識して置いた方が良いと私は思います。
大きな企業に関してはすみませんが分かりません。書類通過云々の観点では取得して置いたほうが良いとは思います。それぐらいしか言えません。
まとめ
資格取得は体力も時間も使います。決して楽な戦いではありません。
学生である時間は有限です。インプットだけではなくアウトプットも積極的に行なっていきましょう。
次回の記事は基本情報技術者からネットワークスペシャリスト取得まで行なってきたことを詳しく書いていこうと思います。よろしくお願いします。
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