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NervesにPhoenixを入れてHTTPのGETでLEDをウェブチカ〜準備編1/3〜

Last updated at Posted at 2020-06-19

概要

NervesにPhoenixを入れてウェブチカできたので備忘録です。

  • NervesにPhoenixを入れるとNerves起動時にPhoenixも起動します
  • ウェブチカとは、とあるURLにアクセスするとNervesにつけているLEDをチカらせることを言ってます
  • 前提としてNervesとPhoenixはインストール済みとします
fish
❯ mix nerves.new -v
Nerves Bootstrap v1.8.0

❯ mix phx.new -v
Phoenix v1.5.3

長編になりそうだったので3部作としました(^^ゞ

構成

NervesでPhoenixを動かすのは以下のNervesの公式ドキュメントを参考に実施します。Ponchoプロジェクトストラクチャーと呼ぶそうです。

Ponchoプロジェクトストラクチャー

Nervesのプロジェクトと同じ階層にPhoenixのプロジェクトを作成して、NervesからPhoenixを起動する設定をおこないます。

管理しやすくするため、2つのプロジェクトをまとめるディレクトリを作って、このディレクトリの中にNervesとPhoenixのプロジェクトを作成した方がいいです。今回はexineosディレクトリの中にNervesプロジェクトのexineris、Phoenixプロジェクトのneosapiという構成としました。

shell
❯ tree -L 1 -F exineos
exineos
├── exineris/    ←Nervesのプロジェクトディレクトリ
└── neosapi/     ←Phoenixのプロジェクトディレクトリ

NervesとPhoenixのおおよその棲み分けはこのような感じだと思っています。

  • Nerves:パッケージの管理、IPアドレスなどネットワークの設定
  • Phoenix:ウェブ画面、ビジネスロジックの実装

準備

各プロジェクトを作成して、Nerves起動後Phonenixの画面が見えるまで準備します。

ネットワークはこのようないつもの構成にしました。
ネットワーク構成図.png

各プロジェクト作成

はじめにNervesとPhoenixを作成するディレクトリを作成します。

fish
mkdir exineos
❯ cd exineos

次にNervesとPhoenixのプロジェクトを作成します。
まずはNervesのプロジェクトを作成し、以下の記事を参考にネットワークの設定をしてSSHログインまで確認します。

fish
pwd
/path/to/exineos

❯ mix nerves.new exineris --nerves-packcd exineris

❯ set -x MIX_TARGET rpi3
❯ mix deps.get

<ここでネットワークの設定をする(上のリンク参照)>

❯ mix firmware
❯ ssh 192.168.5.55

次にPhoenixのプロジェクトを作成します。
データベースを利用しないので--no-ecto、ウェブパックも使わないので--no-webpackオプションをつけています。
詳細はmix help phx.newを実行してください :wink:

次にmix phx.gen.secretコマンドで秘密鍵(という名の文字列)を生成して、シェルの環境変数に設定し、関連するパッケージを取得します。

最後にmix phx.serverを実行してhttp://localhost:4000/にアクセスしPhoenixの画面が表示されていれば準備は完了です。

fish
pwd
/path/to/exineos

❯ mix phx.new neosapi --no-ecto --no-webpack

❯ mix phx.gen.secret
Y55U5mBi4/fViTfhegeVyWHJiCMkMMDhuNK+eqSsY0u2l1XheAZ97oruXIGqf2kC
❯ set -x SECRET_KEY_BASE Y55U5mBi4/fViTfhegeVyWHJiCMkMMDhuNK+eqSsY0u2l1XheAZ97oruXIGqf2kC

❯ mix deps.get
❯ mix phx.server

つづく…

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