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watsonx.data: Sparkエンジンの追加

Last updated at Posted at 2024-06-04

watsonx.dataのSaaS版にSparkエンジンが追加できるようになりました。今までは外部のIBM Analytics EngineSparkエンジンを使用する形でしたが、内部のSparkも選べるようになりました。
Sparkエンジン追加されていると、WebのGUIからSparkエンジンを使用した取り込みジョブ(CSV,parquetファイルなどのロード)が使えるようになります。

当記事はwatsonx.dataのSaaS版にSparkエンジンを追加する方法について説明します。

2024/06/11 「5. IAMでMetastoreAccessロールの付与」を追記

0. 前提

  • 既にwatsonx.dataのSaaS版のインスタンスが作成済みであること

1. 手順

1. 左側のナビゲーションメニューの「インフラストラクチャー・マネージャー」をクリックして「インフラストラクチャー・マネージャー」を表示

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2. 右上の「コンポーネントの追加」から「エンジンの追加」をクリック

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3. 「エンジンの追加」に必要事項を入力し、「プロビジョン」をクリック

  • タイプ
    • Sparkを選択
  • 表示名
    • お好みの名前を記入。ここでは「Spark」としました
  • Reserve capacity
    • 必要なリソースを選択、デフォルトは小(Liteプランは小のみ)
  • No. of nodes
    • ノード数を設定、デフォルトは1(Liteプランは設定不可)
  •  関連づけられたカタログ(オプション)
    •  必要に応じて取り込みしたいテーブルのあるカタログを選択 

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4. プロビジョン完了まで待つ

プロビジョン中は、色が塗られていない、点線のエンジンが表示されています
image.png

3分程度でプロビジョンは完了しました、プロビジョン完了後、青色のエンジンが表示されます。
image.png

5. IAMでMetastoreAccessロールの付与

使用するユーザーIDにMetastoreAccess`ロールがついていないと、SparkでのIngest Jobが「User is not allowed to process this api」というエラーで失敗しますので付与しておきます。ここではユーザーIDに付与する例です。グループへ付与でも問題ありません。

5.1 IBM Cloudのダッシュボード画面の上部」メニューから、「管理」→「アクセス(IAM)」をクリック

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5.2 左のメニューの「ユーザー」をクリックし、権限を付与したいユーザーIDをクリック

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5.3 「アクセス」 タブをクリックし、「アクセス・ポリシー」の「アクセス権の割り当て」をクリック

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5.4 「アクセス・ポリシー」にチェックし、サービスで「watsonx.data」を検索し、表示された」watsonx.dataをクリックし、チェックを入れる。その後、「次へ」をクリック。

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5.5 リソース:

5.5-1 リソース: 全てのwatsonx.dataにセットする場合:

「すべてのリソース」を選択
image.png

5.5-1 リソース: 全てのwatsonx.dataにセットする場合:

「すべてのリソース」を選択
image.png

5.5-2 リソース: 特定のwatsonx.dataにセットする場合:

「特定のリソース」を選択し、特定のリソースの情報を入力し、「次へ」をクリック
ここではserviceIncetanceにして、権限を付与させるインスタンスのGUIDを入力

GUIDの取得方法は「IBM Cloud: 作成したリソースのCRNおよびGUID(インスタンスID)の取得方法」を参照

image.png

5.6 「役割とアクション」の「サービス・アクセス」の「Metastore Access」にチェックを入れ、「次へ」をクリック

image.png

5.6 「追加」をクリック

image.png

5.7 右側の「アクセス・サマリー」の「割り当て」をクリック

image.png

アクセス・ポリシーに登録されれば完了です。
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2. 参考ドキュメント

公式ドキュメントの「Working with Native Spark engine」以下を参照してください。
image.png

以上です。

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