はじめに
- Goland はデフォルトで Go の標準的な開発をする環境が整っているが、Ginkgo などの標準から外れたライブラリを利用する際には一手間必要になる。
- 標準の testing を使って書かれたテストファイルであれば、右クリックから Run や Debug を行うことができるが、Ginkgo のテストファイルはテストファイルとして認識されないのかそのままでは Run できないので Run Configuration を作成する必要がある。
バージョン
- Goland 2018.2.2
手順
- メニューの
Run > Edit Configurationで設定ウィンドウを開く -
+ > Go Testで新しい設定を追加-
Test frameworkをgotest -
Test KindをFile -
Filesにテストファイル名を入力 -
Working directoryにテストファイルのあるディレクトリ名を入力 -
Program argumentsに-ginkgo.v -test.run .* -ginkgo.focus REGEXと入力 -
REGEXの部分は実行したいテストの Description がマッチする正規表現を入力する. -
OKで設定を終了
-
-
Runなどからテストを実行する
解説
- 実際に実行されるコマンドは以下の通り
go test -c -o /private/var/folders/xf/b6ynjs6577zd2n27r375y6lsnscvtp/T/___foo_test_go -gcflags "-N -l" -a github.com/bar/baz #gosetup
/Applications/GoLand.app/Contents/plugins/go/lib/dlv/mac/dlv --listen=localhost:63693 --headless=true --api-version=2 --backend=default exec /private/var/folders/xf/b6ynjs6577zd2n27r375y6lsnscvtp/T/___foo_test_go -- -test.v -test.run ^$ -ginkgo.v -test.run .* -ginkgo.focus SomeRegex #gosetup
- ひとつ目の
-test.runにはおそらく testing 向けのTestFooなどの関数名がパースされて指定されるものと思われるが、Ginkgo では定義されないので空になりテストが実行されないのでProgram argumentsの-test.run .*にて改めて全件マッチするように指定する - 実際のテスト対象の指定は
Program argumentsの-ginkgo.focusにて行う
おわりに
- testing を使ったほうがいい