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AWS Jr.ChampionsでW-A BootCampを開催しました!

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みなさん、こんにちは!
2024 AWS Jr.Championsの贄川です!

今回はAWS Jr.ChampionsのメンバーとAWS Well-Architected Bootcampを開催したので、振り返りにとして開催・参加した感想を書いていきたいと思います。

AWS Well-Architected Bootcampとは?

image.png

AWS Well-Architected Bootcamp(以下、W-A BootCamp)とは架空の企業のシナリオをもとに、AWS Well-Architected フレームワークに沿って、チームで現状(As is)を分析し、将来 (To be) のアーキテクチャーとしてベストプラクティスの適用を検討するワークショップです。

AWS Well-Architected Frameworkとは、クラウド上でワークロードを設計および実行するための主要な概念、設計原則、アーキテクチャのベストプラクティスについて書かれたドキュメント集です。
AWS Well-Architected FrameworkhはAWSのアーキテクチャの設計指針で、「優れた運用効率」「セキュリティ」「信頼性」「パフォーマンス効率」「コスト最適化」「持続可能性」の6つの柱の設計原則と汎用的なベストプラクティスがまとめられたものです。

W-A BootCampではFrameworkについてAWSの方から説明を行っていただき、その後に参加者がグループに分かれ、ベストプラクティスに沿った設計について話し合います。
そして他のグループの発表を聞き、さらに議論を深めて適切なベストプラクティスとは何かということを考えるワークショップとなってます。

ワークショップを企画してみた感想

IMG_5059.jpg

今回のW-A BootcampはJr.Championsのメンバーと企画し、Jr.Champions内で行いました。
ブログでW-A BootCampの存在は知っていたのですが、中々参加する機会がなく、自分で開催してみたい!という理由から発起人として、メンバーに協力いただいて開催しました。

当日の架空のシナリオやFrameworkの説明などはAWSの方に行っていただいたのであまりやったこととしては少なかったのですが、開催の方法や告知などをメンバーと考えるのはやっていて楽しかったです。

W-A BootCmapとしては1日を通りて6つの柱について検討するワークショップではなく、柱を1つに絞り半日の開催となるMini W-A BootCmapとしての開催になりましたが、業務時間内での参加は難しいだろうとのことで、Frameworkの説明とベストプラクティスを検討するワークショップを別日にしたりして、なるべく参加者を増やせるように変更して開催しました。

ちなみにワークショップで検討した柱は「セキュリティ」にしました!
個人的にセキュリティの重要性が増していると感じたことに加えて、パートナー企業の中でW-A BootCmapを行う際にもセキュリティを重要と考えている人が多いらしいので、セキュリティに決めました。

他にもたくさんメンバーと話し合って決めたり、工夫をした点がありますが、会議で話し合っていて「よりこうした方が良いのでは?」という意見や「ここを見直した方が良い」という指摘をいただいたりと、複数人で何かを企画して創り上げることの良さみたいなものを感じることが出来たということが個人的には非常に良い経験になりました。

イベントに参加した感想

主催側ですが、当日はワークショップに参加してベストプラクティスについて一緒に考えました!

感想として主に感じたことは3点です。

1.お客様に提案する上での難しさ

ワークショップとしては現状からベストプラクティスの適用をしてシステムの改善方法を検討するということですが、少し脱線して実際にお客様にどう伝えるのかみたいな話になりました。

架空のシナリオにはセキュリティ意識がかなり低いと感じる部分があって、その箇所を馴染みのあるCloudWatchで監視したり、WAFを導入したり、というような改善を考えていましたが、クラウドのセキュリティに理解がない企業に色々変更を提案しても受け入れてもらえないのでは?と感じました。

そこで最低限、まず最初に変更を着手すべき箇所をどのように提案すべきなのかということに迷いました。

2.自分とは異なる業務の参加者の意見が重宝される

僕は普段開発に関する業務を行っていて、すでにセキュリティ面でのベストプラクティスに則った設計などが大体テンプレートとして存在しているので、既存のシステムを改善したり、運用の目線で考えてみることがかなり難しく感じました。

一方で普段からFrameworkのレビューを業務で行っている方や運用に関する業務を行っている参加者は意見がとても的確で、シナリオの前提を疑っていたりする部分から慣れているなぁと感じたりして面白かったです。

参加者によって目の付け所がバラバラでした。

3.システムだけではなく人材教育も大事

上記の2つと多少被る部分になりますが、システムだけをベストプラクティスに沿ったものに適応させるだけでは不十分であるとよく感じました。

セキュリティに関するリスクやヒヤリハットの共有やセキュリティのベストプラクティスについての教育、セキュリティ系のサービスの更新やニュースを確認しておくことなど、日々限られた時間の中で人材教育に関する時間をどう捻出するのか、何から教育するのかなど組織の運営にも関する意識を持っておくことの必要性も感じました。

最後に

今回はAWS W-A BootCampを開催・参加してみた感想について書いてみました。

セキュリティについてシステムの堅牢性などを見直すことも大事ですが、人材教育なども同じくらい大事だなと考えさせられたワークショップでした。

AWS Jr.Championsとして開催しましたが、活動も残りわずかしかなく名残惜しいですが、この1年で色々な挑戦をさせていただいて有意義な時間でした!

この記事を読んでAWS Jr.ChampionsやW-A BootCampについて興味をもってもらえると嬉しいです。

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