皆さん、こんにちは!
本日は、Informaticaのデータ管理プラットフォーム「IDMC (Intelligent Data Management Cloud)」が提供する、**CDGC (Cloud Data Governance & Catalog)**ソリューションの機能をご紹介します!
1. Informaticaのカタログとは?
CDGCのカタログ機能は、社内のあらゆるシステムからメタデータ(データの情報)を集約し、一元管理する「データのインデックス」のようなものです。
これにより、利用者は「どんなシステムに、どんなデータがあるか」をすぐに把握できます。
2. なぜメタデータも制御が必要なのか?
しかし、ここで一つ疑問が生まれます。全てのユーザーに、全てのシステムのメタデータを開示してしまって本当に大丈夫でしょうか?
例えば...
- 営業担当者は、機密性の高い財務システムのテーブル名を見る必要はない。
- 一般社員は、人事(HR)システムの機密性の高いスキーマ情報を知らなくてよい。
このように、セキュリティやガバナンスの観点から、「誰に、どのシステムのメタデータを見せるか」を細かく制御する必要があるのです。
3. CDGCによる解決策(本日のテーマ)
Informatica CDGCのカタログ機能には、この課題を解決するための強力な「メタデータアクセス制御」機能が備わっています。
ユーザーやロール(役割)ごとに、参照できるメタデータのアセット(資産)を細かく設定することが可能です。
本記事では、このメタデータアクセス制御の仕組みと設定方法を詳しく解説していきます!
4.実装の部分
1. 事前準備
今回は、例として、SnowflakeのTableとViewがあり、あるユーザーがTableのみ見れますが、あるユーザーがViewのみ見れます。
そのため、まずテスト用のユーザーを2つ作ります。

その後、ユーザーグループに入れます。(ロールやユーザーグループごとで制御可能ですので、ロールで制御するならば、ユーザーに対応するロールを作ってください。)

2.権限制御の設定
メタデータ権限制御の考え方は、アセットにタグを付けて、そのタグに対して権限を設定します。そのタグはアセットグループのことです。
メタデータコマンドセンタでアセットグループを作成します。階層構造ができますので、大きいなグループの下に行くかの分類を分けることも可能です。今回はSnowflakeの大きなタグを作って、その中に「Snow_Table」と「Snow_View」がそれぞれSnwoflakeのTableとViewを表します。

Snowflakeのスキーマを展開して、TableとView両方がありますが、それぞれのアセットに対して、アセットグループを設定します。

Customer Tableに「Snow_Table」を付けます。

Customer Viewに「Snow_View」を付けます。

これから権限設定に行きましょう!
メタデータコマンドセンターで、「Access Control」のメニューにアクセスポリシーを作成します。ユーザーグループに対して制御ポリシーを作成します。(先述のように、ロール毎の制御も可能。)


次、条件を設定します。アセットタイプは任意で、アセットグループは「Snow_Table」の場合、ReadとUpdate権限を付与します。そうなると、「US_Snowflake_Table」ユーザーグループのユーザーが、「Snow_Table」のアセットグループ所属するアセットのみに対して参照権限を持っています。

同様に、Snow_Viewのポリシーを作って、SnowflakeのViewのみを参照できる権限を設定します。

設定はここまで終わりました。非常に簡単でしょう!
3.結果確認
まず、Tableのみを参照できるユーザーでカタログにログインしてみます。

Snowflakeの配下に、Tableのアセットのみが表示されています。

次、Viewのみを参照できるユーザーでカタログにログインしてみます。

Snowflakeの配下に、Viewのアセットのみが表示されています。

これで、メタデータへのアクセス権を制御できて、データの以上、メタデータの安全性も守ることができます!
5. まとめ:アクセス制御がもたらす価値
今回の手順でご覧いただいた通り、Informatica CDGCでは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)上で、専門的な知識なしにきめ細かいメタデータアクセス制御を実現できます。
このアクセス制御機能により、
- 機密性の高いメタデータを保護し、ガバナンスとセキュリティを確保できる。
- 不必要な情報を見せないことで、ユーザーが必要なデータアセットに集中できる。
- データの民主化を進めながらも、安全性を両立できる。
といった大きなメリットが生まれます。
ぜひ、皆さんの組織でもCDGCを活用し、安全で効率的なデータカタログ運用を実現してみてください!



