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スクリーンショットの文字を後から書き換える方法 — 元データがない画像をAIで編集する

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筆者は記事内で紹介する Reword Image の開発に関わっています。比較と制約は、実際の編集結果をもとに書いています。

はじめに

アプリやサービスのUI文言を変えたあと、README・ブログ・ストア掲載用のスクリーンショットが古いまま、ということがあります。撮り直せば済む話ですが、次のような理由で撮り直せない場合があります。

  • 当時の画面やデータが残っていない
  • 本番環境の表示を再現できない(権限、顧客データ、為替レートなど)
  • 画像が資料やスライドに貼られていて、元のデザインデータがない

画像に焼き込まれた文字は、テキストレイヤーとしては残っていません。この記事では、こうした画像の文字だけを後から書き換える方法と、実際に試して分かった制約をまとめます。

なぜ画像の文字編集が面倒なのか

画像内の文字を変えるには、3つの工程が必要です。

  1. 元の文字を消す
  2. 文字の下にあった背景を埋める
  3. 同じ見た目で新しい文字を描く

OCRは文字を読めますが、読んだ文字を画像に描き戻すことはできません。画像生成AIで画像全体を作り直すと、構図や人物、ロゴまで変わってしまいます。この3つを分けて考えると、どの方法を選ぶべきか判断しやすくなります。

選択肢を比較する

方法 向いているケース 制約
デザインデータを直して再出力 元データがある 元データがない場合は使えない。品質は最も高い
Photoshopなどで塗って文字を載せ直す 1枚だけ細部まで追い込みたい 手作業。フォント探しと影・遠近の調整が難しい
画像生成AIで画像ごと再生成 雰囲気から作り直したい 構図や人物が変わる。文字はむしろ崩れやすい
画像内テキスト編集ツール 元データがなく、構図を保ちたい 背景は近似。複雑な画像は苦手

ここからは、最後の「画像内テキスト編集」を実際に使って手順を確認します。

画像内の文字を書き換える手順

  1. 画像をアップロードする(JPG / PNG / WebP、10MBまで)
  2. 画像に出ている文字をそのまま入力する
  3. 置き換え後の文字を入力する
  4. 生成して、プレビューを確認する

画像の文字を置き換えるフォーム。アップロード、現在の文字、新しい文字、生成の4ステップ

プレビュー上で文字の領域を選ぶこともできますが、検出は補助機能です。読み取りを間違えることがあるので、その場合は手入力で修正します。

ブラウザの検索バーの文字を変更した例。変更前は「Search or enter address」、変更後は「Find a recipe or enter URL」

上の例は、ブラウザの検索バーに入っているプレースホルダーを「Search or enter address」から「Find a recipe or enter URL」に変更したものです。ウィンドウの枠、背景のぼかし、検索アイコンはそのまま残っています。文字だけを変えたい場合、画像全体を作り直すより確認の手間が少なくて済みます。

写真の中の文字も同じ手順で変更できます。

木製の看板の文字を「RIVERSTONE CAFE」から「RIVERSTONE BAKERY」に変更した例

看板の「CAFE」を「BAKERY」に変更しました。木目や金具の影は残っていますが、よく見ると文字の下の木目は生成されたものです。拡大して確認すると、元の画像とまったく同じわけではないことが分かります。

うまくいくケース、苦手なケース

うまくいきやすいのは、次のような画像です。

  • 背景がフラットで、文字がはっきりしている
  • UIのボタン名、ラベル、エラーメッセージ
  • 価格、日付、短い見出し

一方で、次のような画像は苦手です。

  • 手書き文字、強い装飾文字、曲面に沿った文字
  • 文字の下に人物・ロゴ・商品がある(消した部分は推測になる)
  • 極端に小さい文字、解像度が低い画像
  • 大量の画像を一度に処理する(1枚ずつになる)

文字を消すだけの使い方

画像内の文字を消したいだけの場合は、画像をアップロードすると検出した文字をまとめて消すワークフローもあります。看板やラベルの下地を作りたいときに向いています。

ただし、残したい文字も一緒に消えます。画像の一部だけを消す用途には向かないため、その場合は画像編集ソフトで部分的に消すか、別の方法を検討してください。

実務での使いどころ

  • UI文言を変えたあとの、ドキュメント・ストア画像の更新
  • スクリーンショットの一部だけを英語から日本語に差し替える
  • AI生成画像の文字だけを修正する(構図を保ちたいとき)
  • 誤字の修正
  • ECの価格・キャンペーン期間の差し替え
  • 過去資料の日付だけを更新する

スクリーンショットの文字変更に絞った手順はスクリーンショットの文字を編集するに、AI生成画像の文字修正はAI画像のテキスト編集にまとめています。

使う前に確認しておきたいこと

  • 元のフォントを完全に再現するものではありません。太さ・色・配置は寄せられますが、書体そのものは画像から復元できません。
  • 生成結果は必ず目視で確認してください。文字の下に模様や人物がある場合、境界が目立つことがあります。
  • 日本語などの非ラテン文字も置き換えられますが、画数の多い文字は結果が安定しにくいため、原寸で確認してください。
  • アップロードする画像に、個人情報・ID・機密情報が含まれていないか確認してください。
  • 他人の画像やデザインを、権利者の許可なく改変・公開しないでください。
  • 記事執筆時点では、画面表示は英語が既定です(スペイン語版のページもあります)。最初の1回は無料で試せますが、Googleアカウントでのサインインが必要です。

まとめ

画像内の文字編集は、「消す」「背景を埋める」「描き直す」の3工程に分かれます。元のデザインデータがあるなら、それを直すのが一番確実です。ない場合の選択肢として、画像内テキスト編集は現実的な選択肢になります。

まずは1枚、無料の範囲で試して、自分の用途でどこまで通用するかを確認するのがおすすめです。ツールは Reword Image で公開しています。

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