CentOS 7 のリポジトリからサクッとインストールできる下記で試しています。
- corosync-2.3.4-7.el7_2.1
- pacemaker-1.1.13-10.el7_2.2
- resource-agents-3.9.5-54.el7_2.9
pacemaker のログ設定は /etc/sysconfig/pacemaker
で環境変数を設定します。
以下のようなものが設定できます(ファイルに書かれていたコメンドをざっくり意訳+動かして気づいたこと)。
PCMK_debug
PCMK_debug=yes|no|crmd|pengine|cib|stonith-ng|attrd|pacemakerd
グローバルに、または、サブシステムごとにデバッグログを有効にします。
複数のサブシステムはカンマで区切って指定できます。
eg.) PCMK_debug=crmd,pengine
この設定は PCMK_logfile
によるファイルへの出力にデバッグログも含めるかどうかであって、syslog への送信には影響しませんでした(syslog はこの環境変数の値に依らず PCMK_logpriority
で決まる)。
PCMK_logfile
PCMK_logfile=/var/log/pacemaker.log
指定されたファイルに INFO 以上のメッセージを送ります。
デフォルトでは corosync.conf で指定したログファイルを継承します。
corosync.conf でログファイルへの出力が無効ならデフォルトは /var/log/pacemaker.log
のようです。
下記のように設定すればログファイルへの書き込みを行わないようにすることができました。
PCMK_logfile=none
PCMK_logfacility
PCMK_logfacility=none|daemon|user|local0|local1|local2|local3|local4|local5|local6|local7
syslog のファシリティを指定します。
none
を指定すると無効になります(非奨励)。
デフォルトは daemon
です。
デフォルトは daemon
らしいんですけど、、、未設定だと起動時に下記のメッセージが送られた後、syslog への送信は行われませんでした。
notice: Additional logging available in /var/log/pacemaker.log
PCMK_logpriority
PCMK_logpriority=emerg|alert|crit|error|warning|notice|info|debug
指定したプライオリティ以上のログが syslog に送られます。
info
だとものすごい冗長になります。debug
だともっとひどいことになります。
デフォルトは notice
です。
PCMK_trace_XXX
他にも PCMK_trace_XXX
みたいな環境変数がたくさんありましたが、ソースファイルの名前や関数名をログに追加するもののようなので、通常は使わないだろうと思います。