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CircleCI 2.1のOrbを利用したShallow Cloneチェックアウトでチェックアウトを高速化する

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はじめに

CircleCI 2.1ではOrbと呼ばれる新機能を利用できます。
Orbとはサードパーティー製のパッケージのことで、CircleCI Orb Registryに公開されているOrbをインポートしてconfig.yamlを記述できるようになります。1

このCircleCI Orb Registryにganta/gitというOrbが公開されており、このOrbを利用することでShallow Cloneチェックアウトができるようになります。

今回は、このganta/gitを利用したShallow Cloneチェックアウトを試してみました。
また、普通にチェックアウトした場合およびCircleCI 2.0のソースキャッシュを使った場合と速度を比較してみました。

検証に使ったリポジトリ

パックファイルのサイズが2.5GiBのリポジトリを使って検証しました。

$ git gc
$ git count-objects -vH
count: 378
size: 1.69 MiB
in-pack: 488802
packs: 1
size-pack: 2.50 GiB
prune-packable: 0
garbage: 0
size-garbage: 0 bytes

普通にチェックアウトした場合

まずは、普通にチェックアウトした場合です。

config.yaml
jobs:
  build:
    steps:
      - checkout

普通にチェックアウトした場合は、チェックアウトに1分10秒かかりました。

スクリーンショット 2018-12-11 23.12.48.png

CircleCI 2.0のソースキャッシュを使った場合

次に、CircleCI 2.0のソースキャッシュを使った場合です。

config.yaml
version: 2.0
jobs:
  build:
    steps:
      - restore_cache:
          keys:
            - source-v1-{{ .Branch }}-{{ .Revision }}
            - source-v1-{{ .Branch }}-
            - source-v1-            
      - checkout      
      - save_cache:
          key: source-v1-{{ .Branch }}-{{ .Revision }}
          paths:
            - ".git"

ソースキャッシュを使った場合は、チェックアウトは8秒で完了するようになりましたが、キャッシュの復元に35秒、キャッシュの保存に1分3秒かかるようになってしまい、合計で1分46秒と逆に遅くなってしまいました。

スクリーンショット 2018-12-11 23.11.56.png

CircleCI 2.1のOrbを利用してShallow Cloneチェックアウトした場合

最後に、CircleCI 2.1のOrbを利用してShallow Cloneチェックアウトした場合です。

config.yaml
version: 2.1
orbs:
  ganta-git: ganta/git@1.2.0
jobs:
  build:
    steps:
      - ganta-git/shallow-clone-checkout

Orbを利用してShallow Cloneチェックアウトした場合は、チェックアウトが33秒で完了するようになりました。

スクリーンショット 2018-12-11 23.03.39.png

まとめ

CircleCI 2.1はいいぞ。

  1. 自分でOrbを作って公開することもできます。

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