PyAEDTとは
PyAEDTは、外部からAnsys Electronics Desktop(AEDT)の既存のすべての機能を呼び出すことを可能にすることを目的としています
PyAEDTはMITライセンスです
PyAEDTはGithubで管理されています
PyAEDTを使用するには、下記いずれかの環境が必要です
- CPythonを使用
- IronPythonを使用
- AEDT内に含まれるIronPythonを使用
ドキュメント関連はこの辺りを参照 Document
ライブラリや開発状況はこの辺りを参照 Github
CPythonnを使用したPyAEDTの環境構築
Windows環境への導入
PyAEDTをインストールするためには、MSBiuld Tool 2015(Version14)とpythonが必要となります。
Visual Studioなどがインストールされている場合、MSBiuld Toolが含まれていますがバージョンが一致しているか確認が必要です。
MSBild Tool 2015 のインストール
上記サイトよりインストーラーをダウンロードし、管理者権限でインストールします
CPython のインストール
ここではv3.9の最新版を使用します
上記サイトからpython v3.8.xのインストーラーをダウンロードしインストーラーを実行します
ここでは、C:\usr\Python\v308 にインストールします
インストール時にパスの設定を外した時は、環境設定などでPATHに下記を加える
- C:\usr\Python\v308
- C:\usr\Python\v308\Scripts
pyAEDT のインストール
pyAEDTを実行するためには、いくつかのパッケージをインストールしておく必要があります
pythonnet: .NETを呼び出し使用するためのパッケージ
pyWIN32: Windows APIを呼び出すためのパッケージ
まず、pyhtonのパッケージ管理ツールpipのアップグレードを実行します
既に、パッケージがインストールされている状態の場合は不要なので、最後のPyAEDTのインストールだけで良い
コマンドプロンプトを起動し以下を実行
> python -m pip isntall --upgrade pip
続けて、パッケージ管理で使用されている圧縮形式をサポートするためwheelのインストールとアップグレードを実行します
> pip install wheel
> pip install -U wheel
pythonnetをインストールします
> pip install pythonnet
pywin32のインストールします
> pip install pywin32
AEDTを呼び出すためのパッケージPyAEDTのインストールです
> pip install pyaedt
Linux環境への導入
Linux環境にPyAEDTをインストールするためには、Monoとpythonが必要となります
以下、調査中のた要確認
Monoのインストール
Mono Projectを参照し、monoをインストールする
インストールにあたり、以下のコマンドでリポジトリを追加しておく(上記サイトで確認)
rpmkeys --import "http://keyserver.ubuntu.com/pks/lookup?op=get&search=0x3FA7E0328081BFF6A14DA29AA6A19B38D3D831EF"
su -c 'curl https://download.mono-project.com/repo/centos7-stable.repo | tee /etc/yum.repos.d/mono-centos7-stable.repo'
rpmkeys --import "http://keyserver.ubuntu.com/pks/lookup?op=get&search=0x3FA7E0328081BFF6A14DA29AA6A19B38D3D831EF"
su -c 'curl https://download.mono-project.com/repo/centos8-stable.repo | tee /etc/yum.repos.d/mono-centos8-stable.repo'
リポジトリ追加後、yumでインストール
# yum install mono-complete