はじめに
最終目標であるネットラジオ録音サーバの構築の第一歩です
ここでは録音に重要な時刻同期です
raspbianではntpが使われていますが、chronyを使用します(何となくntpよりchronyが楽しそうだから…
chronyのインストール
まず、ntpdのサービスを止めましょう…
ntpdサービス停止
raspberry$ sudo systemctl stop ntp.service
サービスが止まったら削除してしまいます
ntp削除
raspberry$ sudo apt-get remove ntp
そして、chronyをインストール!
chronyインストール
raspberry$ sudo apt-get install chrony
chronyの設定
そのままでも良いですが、参照サーバ位はお好みで変えておきたいもんです
と、言う訳でchronyの設定をします
/etc/chrony/chrony.confを編集します
/etc/chrony/chrony.conf
#server 0.debian.pool.ntp.org offline minpoll 8
#server 1.debian.pool.ntp.org offline minpoll 8
#server 2.debian.pool.ntp.org offline minpoll 8
#server 3.debian.pool.ntp.org offline minpoll 8
server ntp.nict.jp iburst minpoll 8 maxpoll 14
server ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst minpoll 8 maxpoll 14
server time.google.com iburst minpoll 8 maxpoll 14
ちなみに、サーバ横のオプションは:
- iburst : 起動直後に短い間隔で4回問い合わせをする
- minpoll n : ポーリング間隔最小値のべき乗数(2のn乗秒)
- maxpoll n : ポーリング間隔最大値のべき乗数(2のn乗秒)
設定ファイルを書き換えたら再起動させましょう…
raspberry$ sudo systemctl restart chrony.service
chronycコマンド(一部)の使い方
chronycコマンドで状況の確認がいろいろできるらしいですよ…
- 強制同期
強制同期
raspberry$ sudo chronyc -a makestep
- トラッキングの確認
トラッキング確認
raspberry$ chronyc tracking
- ソースの確認
ソース確認
raspberry$ chronyc sources -v
- ソースの統計情報の確認
ソース統計情報確認
raspberry$ chronyc sourcestatus -v