はじめに
突然ですが私はF1観戦が好きです。
(今年は鈴鹿とシンガポールに行きました)
今回は、そんな私がF1観戦という趣味から得たUXデザインのヒントを、第一弾として簡単にまとめてみました!
そんな私が初めてF1を観戦した時、私はこれはUXデザインの究極形だと感じました。
なぜなら、F1は単なるモータースポーツではなく、観戦者の体験全体を緻密に設計しているからです。
UXデザインの視点でF1を分解してみると、学びの宝庫であることがわかります。詳しく見ていきましょう。
五感を刺激する体験設計
UXデザインは、視覚に加えて五感を総合的に刺激することで、体験の没入感を高めます。
F1観戦はその好例だと思います。
・視覚:目の前を駆け抜けるマシン、鮮やかなチームカラー
・聴覚:エンジン音の轟き、歓声
・嗅覚:タイヤの焦げる匂い、ピットのオイルの香り
・触覚:スタンドに響く振動
・味覚:現地で味わうフードやドリンク(高い)
これらは視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚を同時に刺激し、観戦者をその場にいる以上の体験へと引き込む仕組みがあります。
デジタルとのシームレスな融合
F1はビジネスの世界とも深く結びついています。
サーキットでマシンをよく見ると、ボディには世界的企業のロゴがずらりと並んでいます。
これは単なる広告ではなく、F1という舞台がブランド価値を高める場、であることを示しています。
中でもIT業界(フィンテックを含む)の存在感は圧倒的だと感じます。
AWS、Oracle、Google、Microsoft、IBM、HP、SAPなど、名だたるグローバルIT企業が各チームのスポンサーやテクニカルパートナーとして参戦しています。
その理由は、F1がデータドリブンなスポーツであり、テクノロジーの力で勝敗が決まる世界だからです。
F1では、マシンに搭載されたセンサーから膨大なデータがリアルタイムで収集されます。
F1公式アプリでは、各マシンのタイヤ状況やラップタイムがリアルタイムで更新され、ファンはまるで戦略の裏側を覗いているかのような体験を楽しめます。
F1は観戦体験にも、デジタルを取り入れています。
例えば、Driver of the Dayという仕組み。
これは、レース中にファンがwebで投票し、その日の印象的な走りをしたドライバーを選ぶことができる仕組みです。
ファンが選ぶ賞で、レース結果に関係なく心を動かした瞬間を称える仕組みです。
このように、F1は、五感を刺激する体験にデジタルを溶け込ませ、没入感を極限まで高めているわけですね。
なぜF1はUXの究極形なのか
UXデザインは使いやすさだけではなく、体験全体をデザインすることです。
F1観戦は、五感を刺激する体験とデジタル要素を融合させ、観戦者に究極の没入感を提供します。
だからこそ、UXデザイナーにとってF1は学びの宝庫なのです。
そして、世界中でこんなにも人気のモータースポーツである理由もここにあります。
まとめ
リアルな感覚とデジタルを組み合わせ、感情を動かす体験をデザインする。F1観戦で、その重要性を改めて感じました。
皆さんの身の周りにも、たくさんのいい体験、悪い体験が隠れているはずです、ぜひUXデザインの視点で見直し、新しい発見をしてみてください。
おわりに
TDCソフトのアドベントカレンダーの23日目の記事です。他の記事もぜひ見てみてください!