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株式会社ネオシステムAdvent Calendar 2024

Day 20

PowerAutomateで定期連絡フローを作成してみた

Last updated at Posted at 2024-12-19

はじめに

皆さん、初めまして。
今回初めてQiitaの投稿をいたします。
Teamsで毎月送信するメッセージを自動化してみようと思います。
毎月Teamsで勤怠の打刻をする際にメッセージを打つのを簡単にしたいと思いPowerAutomate、Power Appsでやってみることにしました。

Power Automateとは

Microsoftが提供するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールです。Power Automate使うことで、日常的な繰り返し作業を自動化し、業務の効率化を図ることができます。例えば、メールの自動返信やデータの入力、ファイルの保存などを自動化できます

今回作成するフローについて

私の職場において、Teamsで始業時間と退勤時に勤怠を報告する必要があるので、勤怠管理アプリを作成いたしました。
今回は毎月自動的にTeamsに投稿されるフローを作成いたしました。

毎月の定期連絡を自動化する

Power Automateで定期連絡の自動化フローを作成します。
Power Automateには、作成できるフローの種類がいくつかあり、その中に[スケジュール済みのクラウドフロー]というものがあります。

毎月1回、定期的にお知らせしたいという場合には[スケジュール済みクラウドフロー]を作成していくのが良いです。

フローの選択

Power Automateの画面左メニューの[作成]を選択し、[スケジュール済みクラウドフロー]を選択します。
スケジュール1.png

  • フロー名:任意のフロー名を入力
  • 開始日:1日
  • 時間:開始する時間(今回の場合は10時AM開始とする)
  • 繰り返し回数:1か月

フロー設2.png

フロー編集

Recurrenceをクリックする。
1フロー.png

クリックすると詳細画面が出てくるので、TimeZoneを下記に設定する。

  • Time Zone:(UTC+09:00)大阪、札幌、東京
  • Start Time 2024-12-13T01:00:00.000Z

フロー2.png

Start Timeは自動的に入力されます。

現在時刻を取得する変数の設定

⊕ボタンを押すと「アクションの追加」が選択できるので、クリックします。
アクションの追加.png
クリックすると検索することができるので、「変数」と入力します。
「変数」のアクションが表示されるので、「さらに表示」をクリックします。
変数の初期化.png
「さらに表示」をクリックすると、変数を初期化するが表示されるので、選択します。
変数の初期化2.png

  • Name:任意の変数名を入力
  • Type:String
  • Value:
value1.json
convertTimeZone(utcNow(),'UTC','Tokyo Standard Time')

上記の項目後、追加ボタンを押すと変数を設定することができます。
変数初期化_名前.png

当月を取得する変数の設定

先ほどと同様にアクションの追加をクリックし、変数の初期化を選択します。

  • Name:任意の変数名を入力
  • Type:String
  • Value:
value2.json
formatDateTime(variables('NowDate'),'MM')

変数の初期化MM.png

投稿するTeamsのチャネルの設定

アクションの追加をクリック後、検索に「Teams」と入力し、さらに表示を選択します。
アクションTeams.png

次に「タグの@mentionメンショントークン」を選択いたします。
メンショントークン.png

チームを選択するとTeamsのチーム一覧が表示されるので、任意のチームを選択いたします。(私の場合は検証用)

  • チーム:任意のTeamsのチャネルを選択
  • タグ:対象となるメンション先を選択
    チームの選択.png

teamsタグ3設定.png

投稿するTeamsのメッセージの設定

先ほどと同様にアクションの追加→Teamsで検索し、「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を選択します。
Teamsアクションチャネル.png

下記の項目をそれぞれ入力いたします。

  • 投稿者:ユーザーorフローボットを選択
  • 投稿先:チャネルorグループチャットを選択
  • チーム:先ほど設定したチームを入力
  • チャネル:任意のチャネルを選択

投稿先をチャネルとグループチャットで設定内容が変わります。

Teamsチャネルの投稿先の設定値入力.png

次にメッセージに先ほど設定した、@トークンを設定いたします。
メッセージを選択し、動的コンテンツをクリックすると先ほど設定した「タグの@mentionトークンを取得する」が表示されているので選択します。その後、追加ボタンをクリックすると、メッセージに表示されます。

ユーザーをフローボットにすると@メンションタグが使えなくなります。

次に件名を設定いたします。
先ほど設定した変数(MMDate)関数を用いて、件名→動的コンテンツを選択します。
MMDate関数を使うことで、対象となる月が表示されるようになります。

オートメイト_MMData関数.png

フロー完成形

完成したフローは下記になります。
今回のフローでは合計5つのアクションを作成しました。
フローの説明.png

実行

先ほど作成したフローを実行すると下記のようになりました。
毎月1日の10時に投稿されるように設定し、今月の月度が自動的にタイトルに反映することができました。
パワーオートメイトteams投稿1.png

まとめ

Power Platformを用いて毎月自動的にTeamsに投稿するフローを作成いたしました。
今回は月ごとで設定しましたが、毎日投稿できるフローも作成できるので、皆さんも良い業務改善のソリューションをどんどん作っていきましょう!

次回

今回作成したフローとpowerappsを連携させることで勤怠管理アプリを作成することができました。次回の投稿ではそちらの内容を説明させていただきます。

勤怠管理画面.png

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