- RPAを導入したいけど、お金はない。
- SikuliX使いたいけど、Javaをインストールしたくない。
そんな人向けの情報です。
手順
以下、Oracle OpenJDK を例にします。
-
jdk.java.net から、Java8 以上で64bit版のWindows用buildをダウンロードします。
ex) openjdk-20-ea+13_windows-x64_bin.zip - ダウンロードしたファイルを解凍して、
jdk-xx
フォルダを取り出します。
また、jdk-xx
フォルダと同じ場所にsikulixide-2.0.5.jar
を配備します。 - 環境変数
PATH
にjava.exe
を追加するバッチファイルを作成し、バッチファイルから SikuliX を起動します。
例)JDK-20 の場合
sikulix_start.bat
@echo off
pushd %~dp0
set SikuliX=sikulixide-2.0.5.jar
set JAVA_HOME=jdk-20
set PATH=%JAVA_HOME%\bin;%JAVA_HOME%\bin\java.exe;%PATH%
java -version
start "" /min java -jar %SikuliX%
バッチファイルについて
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%~dp0
はバッチファイルの置いてあるフォルダを示します。
このバッチファイルはpushd %~dp0
としており、ネットワークフォルダ内からでも実行できます。 - バージョンの切り替えを簡単にするため、
SikuliXファイル名を環境変数SikuliX
、
解凍したフォルダ名を環境変数JAVA_HOME
にセットしています。 - インストール済みのJavaがあった場合も、
環境変数PATH
の先頭にjava.exe
を設定することで優先利用します。 - SikuliX の起動は
java -jar sikulixide-2.0.5.jar
だけで可能ですが、
start
コマンドと組み合わせることでコマンドプロンプトのウィンドウが残らなくなります。
ただし、SikuliX IDE 以外に Javaのプロンプトウィンドウ が表示され、
このウィンドウを閉じると SikuliX も終了します。ジャマなので/min
で最小化しています。
参考情報
インストールせずに Java を使う
- https://qiita.com/t-okushima/items/5010b9ab1b3dc8da317f
- https://blogs.osdn.jp/2016/03/28/ExtractJDK.html
- https://www.fit.ac.jp/~m-ishihara/Lectures/JavaProgramming1/howToSetupOnWin10new/howToSetup.html