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[OCI Logging] Oracle cloud の Flow log の新機能を検証する

Last updated at Posted at 2020-10-13

OCI で OCI Logging という新機能がリリースされました。
Compute instance 以外の OCI の資源の log が取得可能になりました。
その機能群のうち、FLow log という subnet を通過する通信の log が収集できるようになったのでその機能を確認します。

Flow log でできること

  • VCN の subnet 内のデータの入出力の log の取得
  • Reject を含んだ通信が見えるので、何らかの攻撃を受けている場合、その分析がしやすい
  • SEIM(Security Information and Event Management)可能
  • Compute との間のトラフィックに限らず Load balancer や PaaS のトラフィックが見える
  • Logging service connector で、Object Storage に保存したり、Log search サービスと連携できる
  • 問題解決、モニタリングに使える
  • network security の設定が間違っている場合 VCN の log に REJECT の記録が出るので DENY ルールが設定確認しやすい、
    コンプライアンス準拠の確認に使える

作業手順

コンソールから
ロギング > ログ・グループ に移動
[ログ・グループの作成]で、まずログ・グループを作ります。
rapture_20201013212436.jpg
rapture_20201013212452.jpg

myFLowLog というログ・グループが作れました。
rapture_20201013212509.jpg

続いて[ログ]の作成で、ログ・グループ内にログを作ります。
[名前] に任意の名前
[説明] に説明文、で[作成]

rapture_20201013212541.jpg

ログの確認

[ログ]のタブに移動し
[リソース・ログ]の有効化を選択し、
[ログ名]に名前を記入する。
rapture_20201013212523.jpg

ログの取得が始まるので、[検索]に移動し
[フィールドまたはテキスト検索によるフィルタ]に検索項目を入力してログを絞り込みます、自動補完で候補が出現するのでいろいろ打ってみます
例えば data.destinationAddress = とかなら宛先IPアドレスでの絞り込みです
rapture_20201013212600.jpg

JSON 形式のログの詳細を見てみると、気になるのが
startTime などの UNIX エポック表記の時間表記です。
rapture_20201013212614.jpg
例えば
1602505762 は変換すると 2020 年 10 月 12 日 21:29:22 のことだと分かります。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1526004418
rapture_20201013212633.jpg

Flow logは、VCNの設定ミスがないかとかの確認をしたい時に便利そうな機能です。

Links

Flow logs の発表

OCI infrastructure logging の発表

https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/announcing-the-general-availability-of-oracle-cloud-infrastructure-logging
(Flow logs は infrastructure logging に依存しています)

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