はじめに
Google Cloud Platform(GCP)のProfessional Cloud Architect 試験に無事合格したので、勉強方法と試験に合格するまでの流れをまとめました。この試験は、GCPのクラウドアーキテクチャの専門家としてのスキルを証明する事が出来る資格です。
クラウドアーキテクチャは、現代のテクノロジーにおいてますます重要性を増しています。企業や組織がクラウドベースのソリューションを採用することで、スケーラビリティ、可用性、セキュリティを向上させることができます。その中でも、GCPのProfessional Cloud Architect資格は、実際のビジネスニーズに基づいた優れたクラウドアーキテクチャを設計する能力を評価するための重要なステップです。
この記事では、試験の要件や範囲、出題形式について説明し、合格するための具体的な戦略とヒントを提供します。さらに、私の合格体験や学習プロセスを共有し、成功への道筋を備忘録としてまとめました。
自己紹介
2011年頃からゲームなどのコンテンツ開発を始め、2013年10月からパチンコ/パチスロのエンジニアとチームマネージメントを経験しました。2017年9月からソーシャルゲーム開発と運用保守のクライアントエンジニアをしております。
Cloud の開発経験は無いです。
GCP Professional Cloud Architect 試験受験のきっかけ
E.G.G. Japan(Expert of GCP for Gaming Japan) というゲーム業界で働くエンジニア向けの学習プログラムに参加した事をきっかけに受験しました。
Professional Cloud Architect試験の概要
Professional Cloud Architects は、組織が Google Cloud 技術を利用できるように支援します。クラウドアーキテクチャと Google Cloud に関する専門的な知識を活かして、ビジネス目標を実現するために、スケーラブルで高可用性を備え、堅牢かつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理します。
Professional Cloud Architect 認定試験では、以下に関する能力が評価されます。
- クラウド ソリューション アーキテクチャの設計と計画
- クラウド ソリューション インフラストラクチャの管理とプロビジョニング
- セキュリティとコンプライアンスに対応した設計
- 技術プロセスやビジネス プロセスの分析と最適化
- クラウド アーキテクチャの実装の管理
- ソリューションとオペレーションの信頼性の確保
試験の要件と範囲の説明
試験の形式と出題スタイルの概要
- 試験時間:2時間
- 受験方法:遠隔監視でオンライン試験かテストセンターでのオンサイト試験
- 受験費用:$200(税別)
- 言語:英語もしくは日本語
- 推奨される経験:業界経験が 3 年以上(Google Cloud を使用したソリューションの設計と管理の経験 1 年以上を含む)
学習計画
スケジュールの設定
1週目:基礎知識の習得。
書店に行き主要なGCP関連の本を購入しました。
2〜4週目:CourseraでGCPのサービスを学習。
- Coursera の動画で学習
- Google Cloud Skills Boost (旧 Qwiklabs) で GCP のサービスのハンズオン
5〜8週目:模擬試験を解いて弱点克服。
公式の模擬試験の内容が全て把握出来るレベルまで問題を解答
9〜12週目:実践的なプロジェクトやシナリオで演習。
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自分のプロジェクトを構築して学ぶ
概要: 実際に小規模なシステムやアプリケーションを作りながら、GCPの各サービスを学ぶ -
試験に特化したシナリオ演習
概要: 試験に出題されやすいシナリオを模倣して練習する。特にアーキテクチャ設計問題への対応を強化
まとめ
今回、Cloud初心者だった私が 3ヶ月でGoogle Cloud Professional Cloud Architect に合格した体験を共有しました。このプロセスを通じて、次のような学びがありました。
1. 計画的な学習が成功の鍵
短期間で合格を目指すには、具体的なスケジュールを立てて効率よく進めることが重要です。学習計画を立て、進捗を管理することでモチベーションを維持できます。
2. 実践を通じたスキル向上
クラウドの知識は、ただ暗記するだけではなく、実際に触れて試すことで身につきます。Qwiklabsやハンズオンラボは、実践的な理解を深めるのに役立ちました。
3. 模擬試験の活用
本番に近い環境で問題を解き、自分の弱点を分析することで、効率よく準備できました。特に、シナリオベースの問題に慣れることが合格のカギでした。
4. 初心者でも挑戦できる試験
最初は不安だらけでしたが、適切な教材と継続的な努力があれば、初心者でも合格を目指せると実感しました。
今後の目標として、試験で得た知識を仕事や個人プロジェクトに活かしていきたいと思います。また、より高度な資格や他のクラウドプラットフォームにも挑戦してみたいです。
もしこの記事を読んで、「自分も挑戦してみたい」と感じていただけたなら、ぜひ一歩踏み出してみてください!短期間であっても、努力次第で必ず目標は達成できます。