概要
株式投資で取引銘柄を探す際に、株価指標を参考にする場合があります。
以前は株価指標を基に銘柄を探す際にWebサイトの指標スクリーニングを使用していましたが、
UIやレスポンスがいまいちだったり、検索条件が自分のやりたいようにできない場合が多いです。
SQLで検索条件を柔軟に変更しながらスピーディーに銘柄スクリーニングができないかと探していた所、
できる方法がありましたので参考までに記事にしてみました。
主な株価指標について
PER
株価収益率のこと。
株価÷1株利益
PERが低い程、収益面から見て株価が割安となる。
PBR
株価純資産倍率のこと。
株価÷1株純資産で求められる。
PBRが低い程、資産面から見て株価が割安となる。
配当利回り
株価に対する年間配当金の利回り。
株価が1000円で1株配当が50円なら、配当利回り5%となる。
手順
会社四季報プロ500を購入
東洋経済さんから出ている、会社四季報プロ500を購入します。
私の体感では、ある程度の規模の書店ならどこに行っても置いてあります。
※分厚い辞書のような会社四季報とは別の商品です。
https://str.toyokeizai.net/magazine/shikiho_pro500/
株価指標csvデータをダウンロードする
購入者特典として、株価指標データがCSVでダウンロードできます。
ダウンロード方法は、四季報プロ500内に記載されております。
株価指標csvデータをデータベースに取り込む
CSVデータを自分のクライアントPCのデータベースに取り込みます。
SQLでスクリーニング
テーブルにデータ取り込み後、SQLで好きな条件を指定してスクリーニングを行います。
スクリーニング可能な項目
- 証券コード
- 会社名
- 業種
- 予想PER
- PBR
- 予想配当利回り
- 業績進捗率
- 理論株価
など
終わりに
株式投資においては様々な投資スタイルがありますが、
「割安な銘柄群を購入し、割安感が解消されるまで待つ」戦略はバリュー投資と呼ばれています。
上記の指標スクリーニングについては、主にバリュー投資の際の銘柄選びに活用しています。
参考文献
- 『会社四季報プロ500 2020年 春号』東洋経済新報社
- 『賢明なる投資家』ベンジャミン・グレアム
- バリュー投資のバイブル的な一冊です。