はじめに
自分がよく使うJestのCLIオプションをまとめておきます。
--runTestsByPath
特定のパスを指定してテストを実行したい場合に利用します。
例:
pnpm jest --runTestsByPath relative/path/to/file.spec.ts
補足:
なお、Jestでは引数としてパスを指定して実行することもできますが、この場合、正規表現になるため、特定のパスを指定する場合は明示的にrunTestsByPathオプションを使うほうが個人的には好みです。
--collectCoverageFrom
コードカバレッジを計測する対象のファイルを明示的に指定するためのオプションです。
例:
pnpm jest --coverage --collectCoverageFrom="**/file.ts"
注意点:
このオプションは正規表現ではなく、GLOBパターンで指定する必要があります。
--silent
テスト実行中の標準出力を抑制・非表示にするために使用します。
例:
pnpm jest --silent
補足:
このオプションを使用すると、console.logなどの出力が抑制され、テスト結果のみが表示されます。CIでの実行時や、ログが多すぎて見づらい場合に便利です。
環境
- jest: 26.6.3