Chefのお勉強 〜Vagrant & Chef 導入編〜

概要

立派な Chef になりたいので、Vagrant を導入し、仮想環境で Chef Solo のお勉強をしてみたいと思います。
まずは Vagrant と Chef の導入を行ってみます。

Chef とか全く触ったことない！とりあえず触ってみたいけど、試しに触るための導入ってどうしたら良いの！？と言った人向けです。

環境は OS X Yosemite 10.10.4 で行っています。

Vagrant

まずは Vagrant を導入します。環境構築を便利にしてくれる素敵なツールです。

インストール

以下の2つのソフトを公式サイトからダウンロードしインストールします。

• VirtualBox
• Vagrant

インストールができているかどうかvagrant -vを叩いてみて確認してみます。

$ vagrant -v
Vagrant 1.7.3

入りました！

Vagrant box add

仮想イメージ Bento から Vagrant に追加します。
Vagrant 用 OS イメージは「box」と呼ばれるているそうです。

今回は CentOS 7.1 を選択します。

$ vagrant box add opscode-centos-7.1 http://opscode-vm-bento.s3.amazonaws.com/vagrant/virtualbox/opscode_centos-7.1_chef-provisionerless.box

Vagrant up

まずはvagrant initを叩き Vagrantfile という設定ファイルをカレントディレクトリに作成します。
カレントディレクトリにできるとのことだったので、~/work/chef-exerciseというディレクトリを作ってそこで実行しました。

$ vagrant init opscode-centos-7.1

Vagrantfile のファイルの中身な以下のコードと大量のコメントとなっていました。

Vagrantfile

Vagrant.configure(2) do |config|
  config.vm.box = "opscode-centos-7.1"
end

ちゃんと設定したくなったら色々読んでみます。

vagrant upを叩けば仮想サーバが起動します。

$ vagrant up

仮想サーバへのログインはvagrant sshで行えます。

$ vagrant ssh
Last login: Sat Apr  4 08:04:39 2015 from 10.0.2.2
[vagrant@localhost ~]$

入れました！

ちなみに、サーバの停止はvagrant halt、サーバの破棄はvagrant destroyで行えるそうです。

SSH configuration

ssh <hostname>でログインしたいので、~/.ssh/configに設定を記載します。
ssh config 用の設定はvagrant ssh-configで出力できるそうです。

$ vagrant ssh-config
Host default
  HostName 127.0.0.1
  User vagrant
  Port 2222
  UserKnownHostsFile /dev/null
  StrictHostKeyChecking no
  PasswordAuthentication no
  IdentityFile /Users/necojackarc/work/chef-exercise/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key
  IdentitiesOnly yes
  LogLevel FATAL

下記の通り叩けば、~/.ssh/configに設定を追記できます。
今回はホスト名をchef-exとしました。

$ vagrant ssh-config --host chef-ex >> ~/.ssh/config

試しに入ってみます。

$ ssh chef-ex
Last login: Thu Jul 16 05:12:38 2015 from 10.0.2.2
[vagrant@localhost ~]$

ログイン大成功！

Network configuration

現在 localhost の 2222番ポートに接続しているので、プライベートネットワーク設定を行い、Private IP を割り当てます。

Vagrant のプライベートネットワーク設定に関する説明は以下の記事が良さそうでした。

• Vagrantのネットワーク周りのあれこれ

Vagrantfile 内で network で検索したら該当箇所が見つかったため、これのコメントアウトを外します。

Vagrantfile

  # Create a private network, which allows host-only access to the machine
  # using a specific IP.
  config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"

設定反映のために再起動します。

$ vagrant halt
$ vagrant up

試しに接続してみます。

$ ssh -i /Users/necojackarc/work/chef-exercise/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key vagrant@192.168.33.10
Last failed login: Thu Jul 16 05:34:15 UTC 2015 from 192.168.33.1 on ssh:notty
There was 1 failed login attempt since the last successful login.
Last login: Thu Jul 16 05:33:18 2015 from 10.0.2.2
[vagrant@localhost ~]$

できましたー！！

Chef Solo

仮想マシンにログインし、Chef をインストールします。
Chef Solo は Chef に付属しているそうです。

$ vagrant ssh
$ curl -L https://www.opscode.com/chef/install.sh | sudo bash

動作確認します。

$ chef-solo -v
Chef: 12.4.1

入った入った！

まとめ

導入はあっさり終わりました。
次は資料を参考に実際に Chef を触ってみたいと思います。

立派なシェフ目指して進み始めます……！

次回

ChefでCentOS7にMySQLを導入する方法

参考

• Chef実践入門――コードによるインフラ構成の自動化