Day1 パソコンを持つなら?
オレオレ開発環境をシェアするアドベントカレンダーはここから始まります.
パソコンを持とう
おおよそ,Qiitaを見てる方はエンジニアとか,何かしらの理由で開発とかをしていたりと,パソコンを持っている方が多いかなとは思いますので,今更こんな話をするのもあれですが,やっぱりパソコンって一番大事だとは思いますので紹介していきたいと思います.
まず第一に,パソコンは持っておくべきです.
パソコンを持たない選択肢…?
しょっぱなから否定で入りますが,この時代なのでパソコンがなくてもまぁ全然ええかなとは思います.
iPadではアプリを何個も同時に開けるウィンドウ表示機能が追加されたりしてますし,GitHub Copilot Agentとかでなんか指示すればなんでもできるっていうようなやつはどんどん増えてますし.
「スマホだけでスマホアプリを作る!」なんていう時代もちょっとづつ近づいているんですよ本当に.
「じゃあパソコンはいらない! 俺はこのiPadだけでなんとかして見せるぜ!」って人はこのままGitHub Codespaces + iPadで開発を続けてください.
ただ,残念ながら2025年の年末時点ではまだまだPCが大事となっております.スマホ単体でアプリケーションのビルドは難しいでしょう.
デスクトップPC
ここからが本編です.
まずはデスクトップの紹介です.
私はWindowsをメインとして使っています.自作でまぁちょうどいいPCです.
パソコンの選び方とかスペックとかは詳しい方に説明してもらうとして,せっかくなら気にしてみて欲しいところを今回は紹介していきます.
GPU (グラボってやつ)
え? あぁいやゲームをしろって話ではなくて.
もちろん,あなた様がどこかの企業に専属で,今やってる開発以外に1ミリも興味がないというのであれば別なのですが,ちょっと気にしてほしい1つとしてグラフィックボードをあげます.
グラフィックボード (GPU) は,雑に説明すればモニターに画面を出力するために必要なものなのですが,高度な処理を任されることが多くあります.
メインのテーマとして「AI」「計算」「動画像処理」について軽く語っていきます.
AI
ChatGPTのようなオンラインAIサービスを使うのももちろんいいのですが,AIはローカルで動かすこともできます.
そこで重要になってくるのがグラフィックボードなのです.
AIをローカルで動かしたい…と思うことはあんまりないとは思うのですが,例えば「外部に絶対に公開してはいけない情報」を扱うような場合とか,オンラインAIサービスの利用規約などに反してしまうような内容を扱いたいときなどに活用されます.
ま…細かいことは説明しませんよ…でも紳士の皆様だったらもしかしたら使うかもしれませんね…
計算
NVIDIAはCUDAという,グラフィックボードを使って並列的に計算をたくさんいい感じにやって処理をめちゃくちゃ高速化しよう!という素晴らしいやつを作ってます.
この部分は他の内容につながってしまうのですが,機械学習やビッグデータの処理にはグラフィックボードが活用されます.
PythonではPyTorchとかって言われるあそこらへんとか…ごめんなさい私は詳しくないんだぁ…
動画像処理
いやいや私はエンジニアなんですけどって方もちょっとまって.私の父もそうでした.いやもっと言うと父はエンジニアですらなかったけど.
YouTuberを目指せとは言ってませんが,自分の作ったものをかっこいいPVに載せて世界に出したいですよね.なら動画編集…やりますよね.
貧弱なグラフィックボードでは,一つ一つの処理ですらもたついてしまってストレスになってしまいます.「実際にやりたいことは開発であって,PVの作成なんかちゃっちゃと終わらせてしまいたいんだ.」って方こそ,ちゃっちゃと終わらせるためにグラフィックボード選びには慎重になっていただいて.
あと計算部分と繋がりますが,3DCGなんかにはグラフィックボードを多用します.Blenderとかがいい例ですね.
ゲーム開発する人なんかは,例えばUnityでライトのレンダリング (ベイク) をするときなんかはグラフィックボードが強ければ強いほど早く終わりますし.
という諸般の事情から…
やっぱり開発をされる方は「GeForce RTX」と書いてあるグラフィックボードのうち,手に取りやすい値段のものを買っておくべきです.私もRTXなんとかを使ってます.ローカルで画像生成とかもできてちょうどいいです.
…ただ,ゲームがしたくなってしまうからいやだ! という自制の利く素晴らしい方はそのままでいいです.
ネットワーク環境
素晴らしいネットワーク環境を用意してください.できれば有線で.
さっきから内容が内容でゲーマー向けにも聞こえるかもしれませんが,庶民的に言うのであればWebExで遅延ひどかったらいやですよね.もう少し逸般人の方向けに言うのであれば,サーバーを外部に公開したいならネットワークはしっかりそろえておくべきですよね.
有線を推奨する理由は,なんかめんどくさいゴタゴタが少ないからです.あとはそうですね…エンジニアのあなた様はおおよそリビングではない部屋に追いやられて開発をしていると思われます.
部屋を隔てるとやっぱりどうしても電波は弱くなってしまうので,そこら辺を考えたくないのであれば有線でしょう.あとは…いつかの記事で説明したい理由があるのでここまでにしておきます.
Bluetooth
なんだ急に…? とか思わないでください.すぐ終わります.
Bluetoothの開発は楽しいのでちょっとぐらい触ってみてもいいかなって.あと無線イヤホン使えるよ.
スピーカー
モニターは正直目が疲れなければなんでもいいとは思います.
そこでぜひ,スピーカーを付けて欲しいのです.モニターについてるスピーカーではなく,モニターの左と右にそれぞれ一個づつ付けるようなやつです.
さぁ音量を上げて…Spotifyで音楽を流してください…
音楽が開発のスピードを上げるかどうかは分かりませんが,やっぱり静かすぎる環境よりはちょっとぐらい盛り上がってた方が楽しいですし,せっかく音楽を聴くのであればまぁまぁな音質は欲しいですものね.
ハードオフに行って今すぐスピーカーを買ってきてください.
ノートPC
スタバにデスクトップを持っていくのはいささか辛いものがあると思いますので,皆様のためにノートパソコンのことも紹介しておきます.
正直ノートパソコンはなんでもいいかなって思ってましたがこれもある程度のスペックは持ち合わせておくべきですね.さらに言うとバッテリーも.
もし,基本的に電源に接続できる環境であればいいのですが,そうでない場合はバッテリーの容量はかなりネックになります.そういう意味ではMacBookを推したいです.
また,スペックもかなり大事です.ゲーミングノートPCぐらいを用意しろとは言いませんが,やっぱりノートパソコンではコンパイル速度が低下しがちです.出先で手軽にやりたいのに,コンパイルに時間がかかっては元も子もないです.なのでやっぱりMacBookをおすすめしておきましょう.そんな私はSurface.
しまいに: OS論争
パソコンOS論争といえばWindows, macOS, Linuxですかね?
最終形態とはなってしまいますが,正直全部持っておくべきかなって…本当に…
- 基本的なことはWindowsで事足りるので,まずは迷わずWindowsを買いましょう.
- iOSのアプリ開発がしたくなったら,迷わずMacを買いましょう.
- サーバーを持ちたくなったら,迷わず小さいPCとUSBメモリーを買ってLinuxのインストール方法を調べましょう.
この順番であなたの開発ライフを加速させていくのです.
こんなところで1日目を終わります.毎年1日目はジャブですので.