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Windows WSL で Linux 開発環境構築: Winget と VS Code を活用したセットアップ

Last updated at Posted at 2024-11-26

Windows WSL で Linux 開発環境構築: Winget と VS Code を活用したセットアップ

Windowsで快適な Linux 開発環境を構築するために、以下のツールを使用します。

  • Windows Terminal: さまざまなシェルを統一的に管理できるモダンなターミナル
  • Winget: Microsoft公式のパッケージマネージャー
  • WSL (Windows Subsystem for Linux): Linux環境をWindows上で利用
  • VS Code (Visual Studio Code): 高機能エディタ

この記事では、 Windows Terminal を使用して、 Winget でこれらをセットアップする方法を解説します。

1. Windows Terminalのインストール

Windows Terminalとは?

Windows Terminalは、PowerShell、コマンドプロンプト、WSLなどの複数のシェルを統合して利用できる最新のターミナルアプリケーションです。

インストール手順

  1. Microsoft Store を開きます
  2. 検索ボックスで「Windows Terminal」を検索
  3. インストールボタンをクリックしてインストールします

2. Windows Terminalを管理者権限で実行する

一部のコマンド(WSLのインストールやWingetを利用したシステムレベルの操作)には管理者権限が必要です。

管理者権限でWindows Terminalを起動する方法

  1. スタートメニューを開き、「Windows Terminal」と検索
  2. 結果一覧に表示された「Windows Terminal」を右クリック
  3. メニューから「管理者として実行」を選択

管理者権限で実行中のターミナルは、ウィンドウのタイトルバーに「管理者:」と表示されます。

3. Winget の準備

Winget とは?

Winget(Windows Package Manager)は、Microsoftが提供する公式のパッケージマネージャーです。CLI(コマンドライン)を使って簡単にアプリケーションをインストール・管理できます。

Winget の確認

Windows 10 バージョン 1809以降のシステムでは、 Winget は「App Installer」として事前インストールされていることが多いです。以下のコマンドで確認できます。

winget --version

もしWingetがインストールされていない場合、以下の手順でインストールしてください。

Microsoft StoreからApp Installerをインストール

  1. Microsoft Storeを開き、「App Installer」を検索
  2. インストールを実行

Windows Updateで最新状態にする

Wingetが使用できない場合は、Windows Updateで最新の状態にしてください。

4. Gitのインストール

Git の インストール

winget install --id Git.Git -e --source winget

5. WSLのインストール

WSLとは?

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows上でLinux環境を利用できる機能です。開発に必要なLinuxコマンドやツールを直接使用できます。

インストール手順

以下のコマンドを実行してWSLをインストール:

wsl --install

これにより、WSLとUbuntu(デフォルト)が自動的にインストールされます。
インストールが完了したら、以下のコマンドでWSLのバージョンを確認します。

wsl --version

6. Visual Studio Codeのインストール

Wingetを使用して、VS Codeをインストールします。

winget install --id Microsoft.VisualStudioCode

さらに、WSL内のLinux環境を直接操作するために、VS Code 拡張機能の WSLをインストールします。

code --install-extension ms-vscode-remote.remote-wsl

7. VS CodeでWSLに接続する

VS Codeの拡張機能でWSLにアクセスすることによって、VS CodeからLinux環境で直接開発を行います。

  1. スタートメニューで「Visual Studio Code」と検索
  2. 検索結果を右クリックし、「管理者として実行」を選択
  3. 「Ctrl + Shift + P」を押して、検索窓に「WSL」と入力し、「Remote-WSL: Connect to WSL」コマンドを選択

WSLに接続されるので、任意のフォルダーを開いて開発することができます。

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