はじめに
この記事では、iOS14以降でCallKitのUIに表示させるアプリ名を設定する方法を説明します。
過去の記事ではCXProviderConfiguration.init(localizedName:)
で以下の画像の赤枠の位置に表示されるアプリ名を設定していましたが、この方法はiOS14以降ではDeprecatedになっています。
この記事ではiOS14以降でこの部分の表示を変更する方法を説明します。
今回初投稿になります。至らない点、誤っている点がありましたら、コメントでご指摘いただけると幸いです🙇
遭遇した問題
前述したように、localizedNameがiOS14でDeprecatedになりました。
let providerConfiguration = CXProviderConfiguration(localizedName: "CallKitサンプル")
// 'init(localizedName:)' was deprecated in iOS 14.0
localizedNameをセットしても、iOS14以降のデバイスではプロジェクト名が表示されてしまいます。
😱公式ドキュメントにも代替策が書いてない!
そこで公式ドキュメントを読んだのですが、
No longer supported
と一言書いてあるだけで、代替策は書いてありませんでした。
解決方法
TARGETS > Identityにある"Display Name"を設定しましょう。
Display Nameに入力すると、「ユーザーに表示されるアプリ名」と「CallKitのアプリ表示名」は同一になります。
localizedNameで設定した頃は別々に設定できたようですが、今は不可能なようです。
これでプロジェクト名とは別のアプリ名を表示させることができました。
さいごに
CallKitに関する記事は古いものが多く、今回のことを日本語で書いている記事を見つけることができませんでした。
パッと調べて見つかったのは、英語のStackOverflowだけでした。
細かい内容でも記事や質問が見つけやすい形で存在していることの重要ですね。アウトプットの大切さの一つを学びました。
今回の内容がどなたかの助けになれば幸いです。