まえがき
はじめましてnasubi (@nasubi_dev)と申します。
大学のノートやTODOリストなどなど今までバラバラに管理していたものをすべてObsidianで管理する方法についてまとめています。
そもそもObsidianとは
Obsidianとはマークダウン記法で書けるメモアプリであり、Notionやesaとは設計思想から異なっている。
Obsidianと他アプリの相違点
ナレッジベース共有ではなく、自分のためだけのクローズドなローカル環境で動作する。何かを発信するのではなく自分自身のためにテキストをまとめるのです。
このテキストも外出先で書いています。
メリット
- 日常的に使えばマークダウン記法に慣れて、サークルや研究室のesaの記事を書く心理的ハードルが下がる
- QiitaやZennなどの記事を公開するハードルも下がる
有名な使い方としてはドイツの社会学者が考案したツェッテルカステンがあります。有名なビジネス書といえば、Amazon.co.jp: TAKE NOTES!やAmazon.co.jp: SECOND BRAIN(セカンドブレイン) 時間に追われない「知的生産術」などがありますが、それだけにとどまらずObsidianの有用な使い方はまだまだあります。
本題である私の大学生活を有意義にするObsidianの使い方をご紹介したいと思います。
インストール方法やプラグインの導入方法は、こちらの記事が大変わかりやすいので参考にしてください。
Obsidianを使って生産性を高める #新人プログラマ応援 - Qiita
最強の使い方1 : 講義のメモ及び提出課題
私の大学はMoodleなどを用いて課題の提出を行っています。なら紙のノートでメモや課題を解いて、写真を撮って、送信するというのは馬鹿らしいですよね。ObsidianにはデフォルトでExport to PDFがあるのでそれを使いましょう。
拡張機能のご紹介
Better Word Count
レポートの中には何文字以上というような条件があったりします。バニラのComment Countでも良いのですが、選択した範囲の文字数を表示してくれるBetter Comment Countがおすすめです。
Quick LaTeX
数学科目があればQuick LaTeXも導入してみると数式がかけます。楽しい。
$$
\frac{df}{dx}(x_0)=\lim_{h \rightarrow 0} \frac{f(x_{0}+h)-f(x_{0})}{h}
$$
最強の使い方2 : タスク管理
基本機能であるDaily notesの別の使い方をご紹介します。
拡張機能のご紹介
Calendar + Thino + CardBoard (+ Checklist)
タスク管理の方法は一旦Daily notes + Calendar + Thino + CardBoard (+ Checklist)でゴールしています。(某理想の書斎づくり風)
Thinoでタスクを追加すると、連動してDaily notesにも追加されています。
CardBoardではDaily notesに追加されたチェックボックスを認識しており、Thinoと直接連携しているわけではないのですが、一度Daily notesを噛ませることで擬似的に連携させています。
いつもの確認はCardBoardですが、日付ごとに見たい場合、Checklistにしています。Calendarという拡張機能でサイドバーにDaily notesの一覧が表示される。
※ 大学生活のタスク管理はこれでいいんですが、長期的な予定管理はこれでは厳しいです。あくまで短期タスク / issuesを記録する用。
最強の使い方3 : 日記
基本機能であるDaily notesとして普通に使うだけでもいいのですが、日記にはまだまだ可能性が眠っているのです。
拡張機能のご紹介
Calendar
Daily notesを使っているなら一々ディレクトリからファイルを選択せずにCalendarプラグイン機能を使うとQuality of Obsidianが上がる。←??
Templater
関数を使用することができ、私の場合は昨日の日付を表示くらいにしか使ってない
[[<% tp.date.now("YYYY-MM-DD",-1) %>の日記]]
↑これをテンプレート保存して、使用すれば前日の日記に自動でリンクされる。最高。
余談
パソコンを複数台使うとなるとObsidianのポリシーには反しますがやはり同期させたくなります。なりますよね。
公式の有料のObsidian Sync以外にも拡張機能で同期する方法は主に3つあります。
Gitの場合
GitHubにObsidianをすべてバックアップを取ることで異なる端末上で同期させる。デメリットとしては、レポジトリのデータ量制限が100MBなので無制限に/assets
内に画像や動画を保存できない。つまりObsidianの良さを一つ潰してしまう。
Remotely Save(R2)
S3系のサービス上に保存して異なる端末上で同期させる。こちらは無料枠は10GBまでだが、たとえ超えたとしても月額料金は1GB当たり2.3円(1ドル153円換算)とお値打ち。こちらならばたとえ膨大なデータ量になったとしてもVaultの大小に関わらず同じプラグインを使い続ける事ができる。素敵すぎる。
他のおすすめ拡張機能
Defaultでほしい
- Outliner
- listの並び替えがcmd・ctrl + ↓↑で直感的に使える
- Auto Template Trigger
- 新規ページを開いたときに自動でどのテンプレートを挿入するかポップアップが出現する
- Emoji Shortcodes
- GitHubのコメント文みたいに
を書ける
- GitHubのコメント文みたいに

リンク系
- ReadItLater
- リンクをコピーするだけで記事のスクレイピングやYouTubeの埋め込みをやってくれる
- Auto Link Title
- リンクを貼るだけでタイトルをFetchで自動生成してくれる
画像系
- Image Converter
- 画像をペーストすると.webp形式に変換してローカルに保存してくれる
- Image Toolkit
- 表示された画像の端を掴んで直感的にサイズ変更できる
おわりに
これからもObsidianの設定やプラグインを探求していくので、環境がまた変わったら紹介したいと思います。
素晴らしいプラグインを見つけたら私に「こんなのあったよ!」と教えてくださると喜びます。
直近の課題としては、
- リマインダー
- フォルダごとのソート順を変更する
- thinoをスマホで使おうとすると、パソコンで書いた投稿が表示されない
- ガントチャートを導入して長期的な予定管理
などがあるのでまだまだ勉強中です。
以上。読んでいただきありがとうございました。