本記事は@nasa9084によるKubernetes Advent Calendar 2018の13日目の記事です。
昨日は@yuanyingさんのCVE-2018-1002105 の issue を読んで kube-apiserver に詳しくなろう!でした。
さて、みなさんはKubernetesのドキュメントを読んだことがありますか?この記事を読みにきているような方であれば、まぁ一度くらいは見たことがあるでしょう。
おそらく、日本人である皆さんは1英語でドキュメントを読んでいるものとおもいます。しかし、画面の右上に注目していただくと、ドキュメントの言語を変更できるセレクトボックスがあることに気づきます。
そうです。Kubernetesのドキュメントは多言語対応サイトとなっているのです。
現在のところは英語の他には中国語、韓国語に対応しています。それぞれ、docs-zhチーム、docs-krチームが翻訳を行なっています。これらは各国の有志による翻訳チームで、実は日本にもdocs-jaチームが存在します。
docs-jaチームでももちろんドキュメントの翻訳作業を進めており、いくつかのPull Requestも提出されています。翻訳作業にはどなたでも参加することができます。
現在はproduction環境にマージしてもらうための最小限のページ2を翻訳しきることをマイルストーンに据えています。
翻訳に参加するには
翻訳の流れは次のようになっています。
- Linux Foundationのアカウントを取得する
- CLAに署名する
- websiteのリポジトリをforkする
- 適宜ブランチを作成し、翻訳する
- websiteのリポジトリにPull Requestを出す
- Reviewers3がレビューし、Owners4がapproveする
- botがマージする
簡単ですね!現状は手元のエディタで翻訳作業を行なっていますが、翻訳ツールの助けを借りたい場合、Crowdinプロジェクトは用意してあります5。翻訳語、ファイルをダウンロードしてPull Requestに加えるという運用となっています。
情報交換や打ち合わせはKubernetes Slackの#kubernetes-docs-ja
チャンネルで行なっています。お気軽に参加してください。
最小一行からPull Requestを受け付けていますので、ぜひ翻訳に参加をお願いします!
明日は@junpaymentさんです
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日本人以外の方も読んでくれてるかもしれませんがおそらく大半は日本人でしょう ↩
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とはいってもそれなりに量があります ↩
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OWNERS_ALIASESにsig-docs-ja-reviewsとして記載されたレビュワーメンバー ↩
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OWNERS_ALIASESにsig-docs-ja-ownersとして記載されたオーナーメンバー ↩
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正式な採用ではないため、インテグレーションなどは設定されていません。 ↩