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Tableauにおけるデータ結合の種類と使い分け

Last updated at Posted at 2025-10-20

Tableauにおけるデータ結合の種類と使い分け

はじめに

Tableauを使っていると、データをつなげたい場面ってよくありますよね。
でも、「結合(JOIN)」「ブレンディング」「クロスデータベース結合」って、名前は聞いたことあるけど、何がどう違うのか、どんな場面で使い分けるのか…意外と曖昧なまま使ってしまっていること、ありませんか?

私自身も最初は、「JOINが基本で、ブレンディングはなんか制限があるやつ…?」くらいの認識で使っていました。
でも、実際に複数のデータソースを扱ったり、粒度の違うデータをつなげようとすると、それぞれの結合方法の特徴や制約をちゃんと理解しておくことが、パフォーマンスや分析の精度に直結すると痛感します。

この記事では、Tableauで使える3つのデータ結合方法について、それぞれの特徴と使い分けのポイントを整理しました。

  • 結合(JOIN)
  • ブレンディング
  • クロスデータベース結合

「この場面ではどれを使えばいいの?」という疑問に答えられるよう、実務での使用感も交えて解説していきます。

1. 結合(JOIN)

  • 同じデータソース内のテーブル同士を結合する方法
  • 結合には「結合キー(Join句)」が必要です!
  • 結合の種類
    image.png
    • 内部結合(Inner Join)
    • 左結合(Left Join)
    • 右結合(Right Join)
    • 完全外部結合(Full Outer Join)
  • 結合後にデータが集計される

2. ブレンディング

  • 異なるデータソース間で集計値を結びつける方法
  • 各データソース側で事前に集計された値をつなげてくれます!
  • 個々のレコードを結合するのではなく、集計値ベースの結合
  • 一部機能制限あり、、、。(例:LOD計算は使用不可

3. クロスデータベース結合

  • 異なるデータベースに存在するテーブル同士を結合する方法
  • 例:CSVファイルの注文データと、DBサーバー上の返品データを結合
  • JOINと同様の構文で使えるが、異なるDBを扱うため負荷が大きい、、、。

使い分けまとめ

目的 適した方法
同じデータソース内のテーブルをつなげたい 結合(JOIN)
異なるデータソースのテーブルをつなげたい クロスDB結合 or データブレンド
→ 個々のレコードをつなげたい クロスデータベース結合
→ 集計値をつなげたい データブレンド
  • データブレンド:粒度が異なるデータを扱うときに有効
  • クロスDB結合:粒度が同じデータを扱うときに有効

参考:データの結合


Tableauでのデータ結合は、粒度・データソース・目的によって使い分けることが重要です。
それぞれの特徴を理解して、より柔軟で効率的なダッシュボード設計を目指しましょう!

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