こんにちは、なりかくんです。
この記事は、ConoHa Advent Calendar 2023の1日目の記事となります!今年で、4年目のConoHa Advent Calenderの投稿となります。今回は、1日目ということで今回はサービスについて触れていきたいと思います。
ConoHaは日々進化している
ConoHaは日々更新されて進化しています。最近では、2023年11月15日にConoHa VPSが大きくリニューアルされました。
今回のリニューアルで変わったことは以下のような点です。
- GPUサーバーの提供の開始
- 長期契約割引の追加
- DBサーバーのリニューアル
- 大きな容量の追加SSDが追加
- 耐障害性が向上
今回は、この5つを詳しく紹介していこうと思います。
GPUサーバーの提供
近年では生成AIや大規模言語モデルが進化していますが、その処理を行う際にGPUサーバーが必要となります。
ですが、GPUサーバーを用意するには設備投資などが問題です。
そこで利用できるのが、ConoHa VPSのGPUサーバーです。
提供されるGPUの種類
ConoHaのGPUサーバーでは、最新のGPU「NVIDIA H100 TensorコアGPU」か「NVIDIA L4 TensorコアGPU」が利用できます。
NVIDIA H100 TensorコアGPUは、2023年5月に出たばかりで、値段は約471万円です。
そんなにすごいGPUサーバーは、やっぱりConoHaでも高いと思うかもしれませんが、それが思っているよりもリーズナブルな価格で利用することが出来るんです。
GPUサーバーの料金表
2023年11月現在、GPUサーバーの料金は 169円/時から使うことが出来ます。
NVIDIA H100 | NVIDIA L4 | |
---|---|---|
時間単位 | 1,398円 | 169円 |
月額 | 582,010円 | 99,220円 |
GPU枚数 | 1枚 | 1枚 |
GPUメモリ | 80GB | 24GB |
GPU | 22vCPU | 20vCPU |
メモリ | 228GB | 128GB |
SSD | 100GB | 100GB |
データ転送量 | 無料 | 無料 |
月額10万円程度~GPUサーバーが利用できるのは手軽ですね。
スペックについて他社と比べてみる
では次にConoHaのスペックを他社と簡単に比較してみます。
処理速度については、Tensor演算性能をTFLOPSという値で見るのですが、同値段隊のConoHa L4と某S社を比べるとConoHaのほうがリーズナブルでスコアも高いといういいところしかありません。
また、他の同値段隊でConoHa H100と某A社を比べるとConoHaのほうがスペックも高く、スコアに関しても3倍近く上ということが言えます。
大きな点として、ConoHaは初期費用が無料というところも非常に良い点です。
ConoHa H100 | ConoHa L4 | 某S社 | 某A社 | |
---|---|---|---|---|
GPU | NVIDIA H100 Tensor | NNVIDIA L4 Tensor | NVIDIA V100 | Quadro RTX 6000 |
GPUメモリ | 80GB | 24GB | 32GB | 24GB |
メモリ | 228GB | 128GB | 64GB | 128GB |
単精度演算性能 [TFLOPS] | 51 | 30.3 | 14 | 16.3 |
Tensor演算性能 [TFLOPS] | 1513 | 242 | 112 | 576 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 878,900円 | 無料 |
月額料金 | 582,010円 | 99,220円 | 107,690円 | 596,082円 ($4,000) |
※海外通貨は、1ドル149.02円で計算しています。
なお、GPUサーバーの利用には審査があるようです。
ConoHa VPS GPUサーバーの詳細は、ホームページをご覧ください。
長期割引「まとめトク」の追加
ConoHa VPSでは、今までも長期割引である「VPS割引きっぷ」というものが存在していました。
今回のリニューアルで、VPS割引きっぷは廃止されて、サーバーの契約期間に応じた割引が提供されるようになりました。
サーバーごとの割引なので、別のサーバーに付け替えなどはできない形になったのかと思います。
良くなったのか悪くなったのかわかりませんが、割引率が非常に高いため、使うほかありません。
また、以前と同様に契約期間が長くなるほど割引率がアップします。
詳しくは、「まとめトク」のページをご覧ください。
DBサーバーリニューアル
以前からあったConoHaのデータベースサーバーが、「MariaDB」から「MySQL」にリニューアルされました。
また、料金が利用したデータ量ではなく、ディスク容量を事前にスペックを指定する形に変更されました。
詳しくは、「DBサーバー」のページをご覧ください。
大きな容量の追加SSDが追加
今までは、追加SSDが最大500GBまででした。今回のリニューアルで「1,000GB」と「5,000GB」、「10,000GB」が追加され、最大10TBまで追加することが出来るようになりました。
これにより大量のデータをVPS上に保存することが可能になりました。
詳しくは、「追加ディスク」のページをご覧ください。
耐障害性が向上
今までは、VPSのホストサーバーに障害が発生した場合は、ホストサーバー復旧までVPSが利用できなくなる状態でした。
今回のリニューアルでフェイルオーバー機能が実装され、ホストサーバーに障害が発生した場合、別のホストサーバーへ自動でVPSを移動させ同様の環境を構築させる機能が搭載されました。
これによりVPSの可用性が更に向上したのかと思います。
リニューアル以前もSLA(サービス品質保証制度)で月間稼働率が99.99%以上という保証があったので、信用していました。すごいですよね。
VPS以外にも様々なサービスが登場している
ConoHaは、今急速に進化していますね。今年では、ConoHa for GAMEとゲームサーバーが簡単に立てれるサービスを展開しています。
また、ConoHaは2024年にConoHa for AIをリリースするようです。
生成AI系のサービスは最近流行っているので更に進化していきそうで、楽しみですね。
美雲このはちゃんの宣伝をします
このはちゃんも日々進化しています。秋のこのはグッズも出ているので、ぜひ皆さん買いましょう。
このはちゃんのホームページも何回も確認してくださいね!!
最後に
今年もConoHa Advent Calenderに参加させていただきました。
これまでは、技術的なことなども書いていましたが今回は1日目ということでサービスについて触れてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
過去のConoHa Advent Calender
2022年「ConoHa VPSを使ってツイキャスの配信が始まったら通知するプログラムを動かす【Node.js】」
2021年「美雲このはちゃんの画像を定期的にDiscordに送信するプログラムを作る 【ConoHa VPS】」
2020年「VPSを使って24時間YouTubeライブをする!!【ConoHa for Windows Server】」
2019年「ConoHa WINGで自動返信のメールの設定方法」