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Spresense+LTE拡張ボード で IIJ Machinist を使用する

Last updated at Posted at 2020-05-14

サービス終了のお知らせ

IIJ Machinist はサービスを終了いたしました。ご愛顧ありがとうございました。

以下の記事は過去の記録として残してありますが、現在は動作させることが出来ません。ご了承ください。

この記事について

Spresense+LTE拡張ボード を使用して、IIJ Machinist を利用して値を可視化します。
以前投稿した ESP-WROOM-02/32 で IIJ Machinist を使用する の更新版です。

IIJ Machinist Client ライブラリ

簡単に使うためのライブラリを作成してあります。
ESP32/ESP8266に加えて Spresense でも使用できるようにバージョンアップしました。

使用方法

ライブラリのインストール方法

上記ページより、緑の "Clone or download" のボタンを押し、続いて "Download ZIP"のリンクをクリックして、ファイルをダウンロードしてください。
Arduino IDE より、メニューの スケッチ → ライブラリをインクルード → zip形式のライブラリをインストール を選択し、ダウンロードしたzipを選択すれば使用可能になります。

事前準備(Arduino IDE)

Spresense+LTE拡張ボードを使用して IIJMachinistClient のライブラリを使用するには、NTPClientArduinoHttpClient を追加する必要があります。
以下の手順で、ライブラリを追加します。

  1. Arduino IDE のメニューから、ツール→ライブラリを管理... を選択します。
  2. 「ライブラリマネージャ」のダイアログが開くので、"NTPClient" を検索してインストールします。
  3. 同様に、"ArduinoHttpClient" を検索してインストールします。

事前準備(Machinist)

以下のことをやっておきます。

  • Machinist にサインアップして、アカウントを作成します(現時点では無料です)。
  • Machinistのマニュアル(Getting Started)を軽く読んでおきます。
  • Machinistにログインし、管理UIからプロフィールの画面からAPIキーを取得しておきます。
  • Machinistの管理UIから、エージェントを1つ作成しておきます。

実装

Arduino IDE のメニューから、ファイル→スケッチ例→IIJMachinistClientrandom_value_sendor_for_spresenseを選択します。
スケッチ例を開くと以下のようなコードが表示されます。
これは、乱数を Machinist にデータ送信するだけのプログラムです。

random_value_sender_for_spresense.ino
#include <LTE.h>
#include "IIJMachinistClient.h"

#define LTE_APN       "apn"      // replace your APN
#define LTE_USER_NAME "user"     // replace with your username
#define LTE_PASSWORD  "password" // replace with your password

#define MACHINIST_API_KEY "YOUR Machinist API KEY here"

LTE lteAccess;
IIJMachinistClient c(MACHINIST_API_KEY);

void setup()
{
  Serial.begin(115200);
  Serial.println();
  delay(3000);

  while (true) {
    if (lteAccess.begin() == LTE_SEARCHING) {
      if (lteAccess.attach(LTE_APN, LTE_USER_NAME, LTE_PASSWORD) == LTE_READY) {
        Serial.println("attach succeeded.");
        break;
      }
      Serial.println("An error occurred, shutdown and try again.");
      lteAccess.shutdown();
      sleep(1);
    }
  }

  randomSeed(analogRead(A0));
  c.setDebugSerial(Serial);
  c.init();
}

void loop()
{
  float value = (float)random(10000) / 100.;

  //あらかじめ Machinist の UI から "test" という名称の Agent を作成しておきます。
  int s = c.post("test", "NAMESPACE", "NAME", value, "KEY", "VALUE");
  if (s == 200)
    Serial.println("OK");
  else
    Serial.println("NG status=" + String(s));
  delay(60 * 1000);
}

ポイント解説

サンプルのコードはわかりにくいかもしれませんが、やるべきことは非常にシンプルです。

ライブラリのinclude

#include "IIJMachinistClient.h"

インスタンス生成 & 初期化

IIJMachinistClient のインスタンスをグローバルで生成しておきます。引数は Machinist の UIから取得したAPIキーの文字列です。
setup()関数内で、LTE回線を接続後、c.init() 関数で IIJMachinistClientの初期化を行います。

IIJMachinistClient c(MACHINIST_API_KEY);

void setup()
{
  // ここでLTEを接続しておく
    ....
  // Machinist Clientの初期化
  c.init();
}

値の送信

c.post()関数を使用してMachinistへ値を送信します。センサなどから取得した値を送ればOKです。
post()関数は引数により何種類かありますので、詳細は githubの説明ページ をご参照ください。

void loop()
{
  ...
  // 単純な値送信
  int s = c.post("Agent文字列", "namespace文字列", "name文字列", 送信値);
  // タグ付きでの値送信
  int s = c.post("Agent文字列", "namespace文字列", "name文字列", 送信値, "Tagキー文字列", "Tag値文字列");
  // 時間を指定しての値送信
  int s = c.post("Agent文字列", "namespace文字列", "name文字列", 送信値, "Tagキー文字列", "Tag値文字列", unixtime値);
  ...
}

さいごに

このライブラリはIIJ非公式です。私が勝手に作ったものですので、ご質問・ご要望はIIJに送らないで、この記事なりgithubのページの方にいただけるとありがたいです。

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