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ESP-WROOM-02/32 で IIJ Machinist を使用する

Last updated at Posted at 2019-05-20

サービス終了のお知らせ

IIJ Machinist はサービスを終了いたしました。ご愛顧ありがとうございました。

以下の記事は過去の記録として残してありますが、現在は動作させることが出来ません。ご了承ください。

この記事について

ESP-WROOM-02(以下ESP8266), ESP-WROOM-32(以下ESP32) から、IIJ Machinist を利用して値を可視化します。

いきなりですが

以前書いた記事 にもさらっと書いたのですが、簡単に使うためのライブラリを作成してあります。
前回の記事からの変更点として、前回は ESP32 でしか動作しなかったものを、ESP8266 でも動作するようにバージョンアップしました。

使用方法

ライブラリのインストール方法

上記ページより、緑の "Clone or download" のボタンを押し、続いて "Download ZIP"のリンクをクリックして、ファイルをダウンロードしてください。
Arduino IDE より、メニューの スケッチ → ライブラリをインクルード → zip形式のライブラリをインストール を選択し、ダウンロードしたzipを選択すれば使用可能になります。

事前準備

以前書いたことのコピペですが、以下のことをやっておきます。

  • Machinist にサインアップして、アカウントを作成します(現時点では無料です)。
  • Machinistのマニュアル(Getting Started)を軽く読んでおきます。
  • Machinistにログインし、管理UIからプロフィールの画面からAPIキーを取得しておきます。
  • Machinistの管理UIから、エージェントを1つ作成しておきます。

実装

サンプルを開くと以下のようなコードが表示されます。
これは、乱数を Machinist にデータ送信するだけのプログラムです。

random_value_sender.ino
#ifdef ARDUINO_ARCH_ESP32
#include <WiFi.h>
#else
#include <ESP8266WiFi.h>
#endif
#include "IIJMachinistClient.h"

#define WIFI_ID "YOUR WIFI SSID HERE"
#define WIFI_PASS "YOUR WIFI PASSWORD HERE"
#define MACHINIST_API_KEY "YOUR Machinist API KEY here"

IIJMachinistClient c(MACHINIST_API_KEY);

void setup()
{
  Serial.begin(115200);
  Serial.println();
  delay(3000);

  WiFi.mode(WIFI_STA);
  WiFi.begin(WIFI_ID, WIFI_PASS);

  // wait for WiFi connection
  Serial.print("\nWaiting for WiFi to connect...");
  while ((WiFi.status() != WL_CONNECTED))
  {
    Serial.print(".");
    delay(1000);
  }
  Serial.println(" connected");

  randomSeed(analogRead(0));
  c.setDebugSerial(Serial);
  c.init();
}

void loop()
{
  float value = (float)random(10000) / 100.;

  //あらかじめ Machinist の UI から "test" という名称の Agent を作成しておきます。
  int s = c.post("test", "NAME\\SPACE", "NAME", value, "KEY", "VALUE");
  if (s == 200)
    Serial.println("OK");
  else
    Serial.println("NG status=" + String(s));
  delay(60 * 1000);
}

ポイント解説

サンプルのコードはわかりにくいかもしれませんが、やるべきことは非常にシンプルです。

ライブラリのinclude

#include "IIJMachinistClient.h"

インスタンス生成 & 初期化

IIJMachinistClient のインスタンスをグローバルで生成しておきます。引数は Machinist の UIから取得したAPIキーの文字列です。
setup()関数内で、Wi-Fiに接続後、c.init() 関数で IIJMachinistClientの初期化を行います。

IIJMachinistClient c(MACHINIST_API_KEY);

void setup()
{
  // ここでWi-Fiに接続しておく
    ....
  // Machinist Clientの初期化
  c.init();
}

値の送信

c.post()関数を使用してMachinistへ値を送信します。センサなどから取得した値を送ればOKです。
post()関数は引数により何種類かありますので、詳細は githubの説明ページ をご参照ください。

void loop()
{
  ...
  // 単純な値送信
  int s = c.post("Agent文字列", "namespace文字列", "name文字列", 送信値);
  // タグ付きでの値送信
  int s = c.post("Agent文字列", "namespace文字列", "name文字列", 送信値, "Tagキー文字列", "Tag値文字列");
  // 時間を指定しての値送信
  int s = c.post("Agent文字列", "namespace文字列", "name文字列", 送信値, "Tagキー文字列", "Tag値文字列", unixtime値);
  ...
}

さいごに

このライブラリはIIJ非公式です。私が勝手に作ったものですので、ご質問・ご要望はIIJに送らないで、この記事なりgithubのページの方にいただけるとありがたいです。

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