TeamSpiritとNetSuiteを連携して業務効率を向上させる方法【調査開始・準備中】
はじめに
TeamSpiritの勤怠・工数管理データとNetSuiteのERP機能を連携することで、バックオフィス業務の自動化と経営管理の高度化を実現できます。本記事では、実践的なユースケースと技術的な連携方法について解説します。
本記事は完成版の前の調査中の情報を掲載しています。
以降の記事にて各段落を調査項目としてより多くの情報の掲載を進めます。
連携で実現できる業務効率化のユースケース
ユースケース1: プロジェクト工数の原価管理連携
業務課題
- TeamSpiritで入力された工数データを手動でNetSuiteに転記している
- プロジェクト別の原価計算がリアルタイムに把握できない
- 月次の原価締め処理に多大な時間を要している
連携による解決策
TeamSpiritの工数管理機能で記録されたプロジェクト別工数データを、NetSuiteのプロジェクト会計モジュールに自動連携することで以下を実現:
[TeamSpirit] [NetSuite]
工数入力 → API/連携処理 → プロジェクト原価
- プロジェクトコード - 原価計算
- 作業時間 - 予実管理
- 作業内容 - 収益性分析
期待効果
- 原価計算の自動化: 日次でプロジェクト原価が自動更新
- リアルタイム分析: プロジェクト収益性を即座に把握
- 月次処理の削減: 締め処理時間を約80%削減
ユースケース2: 従業員マスタの同期
業務課題
- 新入社員の登録を両システムで二重に実施
- 部署変更や退職時の更新漏れによるデータ不整合
- 組織改編時の大量データ更新の工数
連携による解決策
NetSuiteの従業員マスタを基幹として、TeamSpiritの従業員情報を自動同期:
[NetSuite(マスタ)] [TeamSpirit]
従業員情報 → 自動同期 → 従業員データ
- 社員番号 - ユーザID生成
- 所属部署 - 承認ルート設定
- 役職情報 - 権限設定
期待効果
- データ一元管理: 入力は1箇所のみで両システムに反映
- 整合性担保: マスタデータの不整合を完全に排除
- 運用コスト削減: 月間約20時間の管理工数を削減
システム間連携の実装パターン
Aパターン:製品API同士の直接連携
TeamSpirit REST APIとNetSuite SuiteTalk/REST Web Servicesを直接連携する方式。リアルタイム性が高く、両製品ともAPIが充実しているため技術的に実装可能。
Bパターン:CSVファイル連携
両システムからCSVエクスポート/インポート機能を使用した連携。TeamSpirit・NetSuite共にCSV入出力機能を標準装備しているため実装可能。バッチ処理に適している。
Cパターン:iPaaS連携
Workato、Zapier、MuleSoftなどのiPaaSを介した連携。両製品とも主要iPaaSでコネクタが提供されているため、ノーコード/ローコードでの実装が可能。
まとめ
TeamSpiritとNetSuiteの連携により、工数管理の原価計算自動化と従業員マスタの一元管理が実現でき、バックオフィス業務の大幅な効率化が可能です。連携方式は要件に応じてAPI直接連携、CSV連携、iPaaS連携から選択できます。
Tags: TeamSpirit
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API連携
業務効率化
iPaaS