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【オンプレDBAのためのクラウド転生ガイド_番外編】えっ、ADBって“無料”で転生できるんですか!?

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チート級のADB、まさかの“無償転生”対応!?

「Oracleってお金かかるでしょ?」
「ADBって高性能だけど高額なんでしょ?」

そう思っていたあの頃の俺に教えてやりたい。
実はADB、無料で立てて、検証に使えるんです。

Always Free(ずっと無料)でADBが使える?!

OCIには「Always Free」という永年無料枠が存在している。
なんとこの枠で、Autonomous Databaseが1インスタンス使えるのだ!

だが、俺達の世界の古い言い伝えにこうある。

「ただより高いものはない」

何も考えずに飛びつけば、後で"できないこと"に気づき、痛い目を見るかもしれない。
だからこそーーまずは 制限を確認する ことが大事だ。

項目 内容
リソース制限 - OCPU: 1 OCPU
- ストレージ: 20 GB
リソースは固定され、自動スケーリングは利用できない。
CPUの単位もECPUではなく、物理的なCPUコアを基にした単位であるOCPUとなる。
自動停止 データベースがアイドル状態(アクティブな接続がない状態)になると、自動的に停止する。
インスタンスの削除リスク データベースが7日間以上停止したままの場合、Oracleによってインスタンスが削除される可能性がある。
接続タイプ パブリック・エンドポイント経由での接続のみが可能。プライベート・エンドポイントは設定できない。
同時接続数 最大30セッションに制限される。
バックアップ 手動でのバックアップと、そのバックアップからのリストアはサポートされていない。

制限は確かにある。
しかし、小規模アプリ・検証・学習用としては完璧なスペック。
これは 修行場 としては最適な環境だ。

「ADB、無料で始めたら沼だった」って声も聞いたことがある。

Always Freeで検証してわかったこと

俺はまず、この小さな修行場-- Always Free枠 で訓練を始めた。
制限はあったが、機能は本物。そこで、こんな検証が出来た。

  • 統計情報自動化がどのタイミングで走るかを観察
  • 自動バックアップからのリストあを実際に試し、復旧の流れを確認
  • SQLチューニングアドバイザで改善提案の精度を検証
  • IAMポリシーを設定して、コンパートメント単位でのアクセス制御を体感

これだけでも、オンプレ時代では数日〜数週間かかった検証を、無償で一気に終わらせれられた。

そんな時はーー Free Tierの門を開け

だが、やっているうちに物足りなくなる瞬間が来る。

  • 自動スケーリングでCPUを瞬間的に増やす
  • 大容量ストレージで数百GB〜数TBのデータを流す
  • VCNとサブネットを完全隔離して、外界から一切アクセスできない要塞を作る

これらは、Always Free枠の結界では試せない技だ。

しかし!OCIには Free Tier(無料トライアル) という期間限定で本来の力を開放出来る制度がある。

  • 新規アカウント作成で、約30日間・300米ドル相当 のクレジットが付与
  • ADBを含むほとんどのOCIサービスが利用可能
  • Always Free枠も並行利用出でき、Free Tier終了後も環境は残る
  • 期間内に使い切らなければ課金なしで終了

つまり、Always Freeは長期の基礎訓練場。
Free Tierは、短期の総力戦シュミレーションとして使えるわけだ。

※ Oracle Cloud 無料トライアルの申し込み方は、OCI公式チュートリアルに載っています。
https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/beginners/acquiring-free-trial/

小さな力で動きを確認し、大きな力で限界まで試すーー
それが転生DBAの成長ルートだ。

クラウド転生の鍵は、Walletじゃなく“無料枠”だった!

ADBは、最初の一歩が重く感じるかもしれない。
でも、Oracle Cloudの無料枠を使えば、“とりあえずやってみる”が簡単になる。

無料で始めた転生が、やがて組織の未来を変えるかもしれない。
異世界(OCI)への転生、旅費は“0円”から

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