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昔のホームページ(以下、HP)は、企業紹介やお知らせが並んだ「静的な看板」のような存在でした。
しかし今は、HPそのものがサービスであり、アプリであり、企業の価値や成長を左右する大きなプラットフォームになっています。

今回は
(1)HP作成に役立つ基本の知識
(2)HPとWebアプリの関係
(3)HP上に載せられるWebアプリの種類
(4)今の時代におけるHPの存在意義
をまとめて、「2025年のHP作り」を俯瞰できる記事を作りました。

これはHP制作・WEBアプリ初心者向けの記事です。

HP作成に役立つ基本知識:これだけは押さえておきたい

HP制作初心者でも、中級エンジニアでも、「必ず使う基礎」があります。
ここが分かっているだけで、設計の精度が一気に上がります。

(1)HTML
ページの骨組み。文章や画像の構造を作る。

(2)CSS
見た目のデザイン。レイアウト、色、余白、アニメーションなど。

(3)JavaScript
動きや対話をつける。
(メニューの開閉、入力チェック、Ajax通信 など)

(4)レスポンシブデザイン
PC・スマホの両対応が必須の時代。
CSSフレームワーク(Bootstrap、Tailwind CSSなど)も強力。

(5)アクセシビリティ
2025年現在、注目度が爆増している分野。
障害のある人・高齢者・外国人など、誰でも使えるUIが求められる。
HP公開時に企業の印象を左右するポイントにもなっている。

(6)SEO(検索エンジン最適化)
Googleに好かれるための基礎知識。
構造化データ、適切な見出し構造、ページ速度など。

(7)セキュリティ
・HTTPS化
・CSRF/XSS対策
・フォームのバリデーション
は最低限必要。

HP作成とWebアプリの関係:境界線はほぼなくなってきた

昔は
「HP=静的な情報ページ」
「Webアプリ=動的で機能を持つもの」
という区別がありました。

しかし今は、この境界がほとんど消えています。

■ 例:HPからアプリ的な動きをしているもの
・商品検索機能
・ログインとマイページ
・予約フォーム
・クーポン配布
・チャットサポート
・データ表示ダッシュボード

表面的には「HPの一部」でも、中身は立派なアプリ。
企業HPも、採用HPも、ブランドサイトも、
ほぼすべてが「アプリの一部」になりつつあります。

つまり
HPが 「Webアプリのフロント」になる時代 といえます。

HP上に載せられるWebアプリの種類:実はかなり幅広い

HPには相当いろんなアプリが組み込めます。
代表的なパターンを挙げると…

(1)フォーム系アプリ
・問い合わせフォーム
・予約システム
・アンケート
・応募フォーム
→ PHP/Python/Node.js などで実装しやすい。

(2)検索・フィルタリングアプリ
・商品検索
・タグ検索
・社員検索
→ AjaxやAPIとの連携が主流。

(3)ダッシュボード表示系
・売上グラフ
・アクセス数
・データ可視化
→ JavaScriptフレームワーク(React/Vue/Svelte)も使われる。

(4)シングルページアプリ
・管理画面
・チャットアプリ
・メモアプリ
→ HP内に「アプリの島」を作るようなイメージ。

(5)外部サービスを利用した埋め込みアプリ
・Google Maps
・YouTube動画
・予約管理ツール
・チャットサポート
→ HPの価値を一気に上げられる。

HPは「単なるページ」ではなく
軽量アプリを詰め込んだプラットフォーム
として機能させることができます。

では、今の世の中での「HPの存在意義」とは?

SNSが強い時代でも、
「HPの役割」はむしろ昔よりも重要になっています。

(1)企業の「公式情報」はHPに集約される
SNSは流れていくもの。
HPは「情報の源泉」。

(2)信頼性や信用の可視化
・会社概要
・実績
・理念
・お問い合わせ先
はHPで確認される。

HPがない会社=信用に欠ける時代。

(3)アクセシビリティと国際対応
字幕、文字起こし、手話対応、読み上げ対応などは
企業姿勢を示す大切なポイントになっている。

(4)採用・営業・問い合わせの入口
HPは24時間働いてくれる社員のようなもの。
情報発信→見込み客創出の流れを自動で作ってくれる。

(5)アプリを届ける「器」にもなる
ログイン機能、会員管理、予約、チャット、マイページなど
全部HP上に設置可能。

SNSが強くても、
ビジネスの中心は必ずHPに戻ってくる。

HPを作る=アプリの世界に入る第一歩

HP制作は「ページを作る仕事」で終わりません。

・APIを呼ぶ
・データを表示する
・ログインをつける
・外部サービスをつなぐ
・管理画面を作る

など、どんどんアプリ寄りに進化しています。

つまり HP制作 × Webアプリ開発 の組み合わせは、

(エンジニアになりたい人)
(フリーランスとして独立したい人)
(社内SEとしてDX推進したい人)

のどれにも直結する強い武器になります。

6. 2025年のHP制作で押さえておくべき「最新事情」

2025年は、HP制作に新しい常識がいくつも生まれています。

(1)AI検索(SGE)時代のSEO

Googleの検索結果にはAI要約が表示されるため、
HPのSEOは次の3つが極めて重要になります。

・質問への明確な回答
・構造化データ
・専門性(E-E-A-T)

AIが要約しやすい文章を書く=SEOに強くなる時代です。

(2)Next.js/Nuxt といったメタフレームワークの普及

企業HPの多くが
・Next.js(Reactベース)
・Nuxt(Vueベース)
で構築され始めています。

理由は明快で、

・表示が爆速
・SEOに強い
・API連携しやすい
・HP+アプリ構成に向いている

2025年はこの流れが加速しています。

(3)AI API の組み込みが普通になる時代

ChatGPT/Gemini/ClaudeのAPIをHPに組み込む企業が増加。

◆ 実例
・AIチャットFAQ
・問い合わせ文章の要約
・サイト内検索の強化
・会員ページのAIアシスタント

HPが「AIサービスのフロント」化しています。

(4)アクセシビリティが義務に近づく

2024年の法改正の影響で、
2025年はアクセシビリティ対応を求められるケースが増加。

・字幕
・手話動画
・音声読み上げ対応
・キーボード操作
・色覚多様性への配慮

これは採用にもブランドにも直結します。

(5)HPは静的サイトから統合プラットフォームへ

2025年のHPは、
「サービス・アプリの入り口」「情報源」「信用の器」
としての役割を全部担う総合基盤となっています。

最終まとめ(2025年最新版)

・HPは静的ページではなく、アプリのフロントになりつつある
・2025年はAI検索に対応したSEOが必須
・Next.js/Nuxtが主流化
・AI API連携が当たり前
・アクセシビリティは「必須基準」へ
・HP制作はそのままWebアプリ開発の入り口になる

2025年のHP作りは
「デザイン×技術×AI×アクセシビリティ」
がすべてつながった総合スキルになっています。

なので、HP作成は奥深い!!
また、アクセシビリティの分野は当事者が強いので、当事者としての経験を生かしつつアクセシビリティを考えたHP作成ができるかと思います。

当事者こそHP作成やアクセシビリティに関わるべき!!!と思います。

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