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AKBONE 開発環境 2020年版 を使う

Last updated at Posted at 2021-12-03

AKBONEは、秋葉原ロボット部(旧日本Androidの会秋葉原支部ロボット部)が開発しているトレーニングキットです。

ほぼ毎年毎に使用ボードを更新していて、2020年版は以下の構成になっています。

AKBONE2020 (LGT8F328 マイコン + CP2102 USBシリアルモジュール)

image.png

この記事の執筆時は2021年も暮れようとしていますが、好評のため2020年以降も供給とサポートを行っていきます。

AKBONE 開発環境は Arduino ベースで作成しています。 2020年版は AKBONE2020 用の開発環境となり、LGT8F328 マイコンが設定されています。また、過去の一部の AKBONE との後方互換性のために ESP32 マイコン用の設定も追加しています。

環境構成

Arduino 1.8.16ベース

ボード設定追加

  • LGT8FX8D/P系列Arduino硬件支持包(v3.6c)
  • esp32 2.0.1

ライブラリ追加

  • LovyanGFX 0.4.10
  • DHT sensor library for ESPx 1.17.0
  • Adafruit ILI9341 1.5.10
  • Adafruit NeoPixel 1.10.1
  • GxEPD2 1.3.9 (GoodDisplay e-Ink ディスプレイ用ライブラリ)
  • RotaryEncoder 1.5.2
  • Adafruit GFX Library 1.10.12

ブロックプログラム環境

今回は Ardublock は収録していません。

ダウンロード

こちらから、ダウンロードしてください。
https://osdn.net/projects/akbone/releases/76383

image.png

インストール(Windows)

解凍は7Zipを推奨します。
https://sevenzip.osdn.jp/
あらかじめ、7Zip をインストールしておきます。
image.png

7Zip がインストール終わった後、今度は AKBONE2020-windows.zip を使いやすいところに解凍します。
image.png

解凍が終わったら、ZIPファイルは消しておきましょう。

フォルダ内の arduino を実行することで開発環境が起動します。
image.png
必要に応じて、ショートカットなどを作成してください。

起動したところ

image.png

インストール (Linux)

ダウンロードし、ターミナルで解凍します。

$ tar xzvf AKBONE2020-linux.tgz
$ cd AKBONE2020-linux
$ ls
arduino                 examples    java       portable       tools-builder
arduino-builder         hardware    lib        revisions.txt  uninstall.sh
arduino-linux-setup.sh  install.sh  libraries  tools

デバイスファイルのパーミッションを以下のスクリプトで設定します。


./arduino-linux-setup.sh $USER

再起動で反映します。

必要なら、以下のコマンドでメニュー等にArduinoを追加します。既存のArduino設定を上書きしたくない場合は実行せず、ターミナルなどから起動するようにしましょう。


./install.sh

ターミナルなどから起動する場合は、以下のようにします。


./arduino

「ツール」メニューの設定

ボード設定

ボード設定を以下のように選択します。
image.png

シリアルポートの設定と選択

AKBONE2020 を PC に接続します。現れたシリアルポートを選択しましょう。

例として、PC に AKBONE2020 を接続していない状態が以下だったとします。
image.png

以下はボードを PC に接続して、COM4 が現れた状態です。それが AKBONE2020 のシリアルポートとなりますのでそれを選びます。
image.png

新しいポートが現れなかった場合

もし、新しいポートが現れなければ USB シリアルドライバをインストールする必要があります。

AKBONE2020 の USB シリアルモジュールのチップは CP2102 を使っています。

CP2102 のドライバは、Ubuntu Linux の場合既にインストールされています。
Windowsの場合は、AKBONE2020 を刺してドライバが自動でインストールされなければ以下のどちらかの手順でインストールします。

ドライバファイルを参照してインストール

デバイスマネージャを開き以下のようにしてインストールしてください。
image.png
image.png

image.png
ドライバの場所としてAKBONE2020-windowsのフォルダを選択します。
image.png
インストールできました
image.png

WindowsUpdate でインストール

デバイスマネージャを開き以下のようにしてインストールしてください。
image.png
image.png

「ドライバを自動的に検索」
image.png
「インストールできませんでした」と出るので「Windows Update で更新されたドライバーを検索する」を選ぶ
image.png

「オプションの更新プログラムを表示」
image.png

「Sulicon Laboratories Inc. -Ports」をチェック
image.png
「ダウンロードしてインストール」
image.png
インストールできました
image.png

Silicon Labs からダウンロード

https://jp.silabs.com/developers/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers
より、CP210x Universal Windows Driver をダウンロード、インストールします。

書き込みテスト

以下は、LEDと圧電スピーカの2つに電気を流したり止めたりするサンプルプログラムです。




void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
  pinMode(D15, OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);
  digitalWrite(D15, HIGH);
  delay(1000);
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);
  digitalWrite(D15, LOW);
  delay(1000);
}

サンプルプログラム

sketchbook.zip をダウンロード、解凍し使用してください。

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