1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

SAP Event Mesh S/4HANAと連携方法

Posted at

前回Event Meshを使ってみましたが、今回はS/4HANA側の設定も合わせて実施します
BTPとS/4HANA両方に知見がある人は少ないと思うので参考になればと思います

SAP Event Meshを試してみる - Qiita
SAP Event Meshの概要については私が以前書いたブログを確認ください

BTPでの作業

基本的にBTP側の作業は前回と同じ

トライアルアカウントだとnamespaceを設定できない
Event Meshのinstance作成時以下のようなパラメータを設定します
しかしトライアルアカウントだとnamespaceを設定するとエラーになるため、その部分を省いた状態でinstanceを作成しないといけないです
namespaceはS/4HANAからみた場合の住所みたいなものでないとS/4HANAとの連携は出来ません

{
    "emname": "<yourmessageclientname>",
    "namespace": "<yourorgname>/<yourmessageclientname>/<uniqueID>",
    "version": "1.1.0",
    "options": {
        "management": true,
        "messagingrest": true,
        "messaging": true
    },
    "rules": {
        "queueRules": {
            "publishFilter": [
                "${namespace}/*"
            ],
            "subscribeFilter": [
                "${namespace}/*"
            ]
        },
        "topicRules": {
            "publishFilter": [
                "${namespace}/*"
            ],
            "subscribeFilter": [
                "${namespace}/*"
            ]
        }
    },
    "resources" : {
    "units" : "10" //default value is 10//
  }
}

Applicationのサブスクライブ

BTPのInstances and Subscriptions画面からEventMeshを選択してApplicationもサブスクライブしてください
こちらはパラメーターの設定などは不要です

こんな画面が開きます

image.png

Message Clients→さっき作成したinstanceと移動します

image.png

ここではトライアルアカウントで設定していたようなQueuesやWebhooksの設定が可能です

Queues→Queue Subscriptionsから各Queueが受信するTopicを設定してください
ここのTopicとあとでS/4HANAはチャネルに設定したEventが同じものを受信します

image.png

トピックの設定は画像で警告が出ている通り命名ルールに従う必要があります
instance作成した際に設定したルールも守る必要があります

S/4HANAの作業

S/4HANAのバージョンによって作業が異なりますので中位ください

SSL証明書のインストール

こちらのステップ24までを参考にSSL証明書をS/4HANAにインポート

証明書はルート証明書を利用
S/4HANAのバージョンや契約形態によってはそのままインポート出来ない場合があります
その場合は別途形式変換をしてからインポートする必要があります

OATH Clientの有効化

初期状態から有効化されてる場合は不要
Tr.SICF からOA2C_CONFIGのサービスを検索して有効化

ロール

Tr.PFCGからSAP_IWXBE_RT_XBE_ADMを検索して有効化
ここのロールが有効になっていないとEvent伝達の途中でコケてBTPまで通知されません

参考URL:

チャンネルの作成

tr./IWXBE/CONFIGでチャンネルの設定をします。

バージョンごとに異なる設定方法

2020など新しいバージョンの場合は画像の via Service key ってところにinstanceのServiceKeyをすべて貼り付けてください
あと名前とディスクリプションを任意で入力すればOK
Check ConnectionとActivateが成功すればOKです

image.png

1909など古いバージョンの場合は以下のURL(step28以降)に従ってtr.SM59で宛先とtr.OA2C_CONFIGで ServiceKey の情報からOAUTH認証の設定を作成してください

作成後そこで作成した設定をtr./IWXBE/CONFIGで割り当てます

参考:

https://github.com/SAP-samples/cloud-extension-s4hana-business-process/blob/mission/mission/event_based/Configure_event_based_1909.md

ネットワークの設定
以下の4点をBasisの方に確認してもらってください
・ファイヤウォールの設定の見直し
・SM59で作成した宛先にプロキシの設定
参考:

https://launchpad.support.sap.com/#/notes/3106170

・OA2C_CONFIGにプロキシの設定
・Clientにグローバルプロキシの設定
参考:

https://launchpad.support.sap.com/#/notes/3039709

ドピック割当

image.png

前の画面から移動してTopicを割り当てます
なのでここのTopicとBTP側のTopicが一致している必要があります

またここで表示されるイベントは以下になります
独自で作成するか出来るかは不明

テスト

実際に設定したEventを実行してもいいですがtr./IWXBE/EVENT_DEMOからテストTest Eventを実行することが出来ます

image.png

テストイベントをBTP側に設定しておくかすべてのイベントを受信するようにしておく(*で設定をする)必要があります

image.png

参考資料

How to use SAP S/4HANA Event Enablement with SAP Cloud Platform (JA)

Discoveryセンター

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?