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ElasticSearch/Kibanaのトラブルシュート&Tips

Last updated at Posted at 2024-09-01

はじめに

ElasticSearch + Kibana(実際は AWS の OpenSearch Service + OpenSearch Dashboards)の利用時に遭遇したトラブルシュートや Tips を記録しておきます。

トラブルシュート&Tips

Kibana の画面に接続できない

VPC アクセスの ElasticSearch/Kibana ではインターネットからアクセスできません。以下の対応が必要です。

  • パブリックアクセスでドメインを作り直す
  • VPC に Windows 踏み台を作る・VPN を張るなどして、VPC 内部からアクセスする

ElasticSearch に接続できない&ログ転送できない

fluentbit を使う想定です。設定ファイルが正しいか、コメントを確認してください。

fluent-bit.conf
[OUTPUT]
    Name               es
    Match              apache.access                                              # 対象があっているか
    Host               search-${domain}-${random}.ap-northeast-1.es.amazonaws.com # 接続先があっているか
    Port               443            # ポートが443になっているか 9200ではありません!
    tls                On             # 上記と合わせて必須!
    HTTP_User          ${user_name}   # ユーザー名があっているか 
    HTTP_Passwd        ${password}    # パスワードが合っているか
    Suppress_Type_Name On             # OpenSearch 2.0 以上では必須!
    Index              apache_logs
    Type               _doc
    Time_Key           @timestamp

fluent-bit の状態確認方法

# ステータス確認
systemctl status fluent-bit -l

# ログ確認
journalctl -u fluent-bit -e

VPC アクセス・IAM 認証・OpenSearch Serverless など、様々なパターンがあるので、詳細は以下を確認ください。

Kibana でフィールドが認識されない・機能しない

下記エラーが出ていませんか?

  • Unable to filter for presence of meta fields
  • No cached mapping for this fields. Refresh field list from the Management > Index Patterns page

この場合は DashBoards Management > Index patterns > ${your_index} から「🔃 (Refresh)」をクリックすると解決します。

unable_to_filter.png
no_cached_mapping.png
refresh.png

Kibana の Visualize で Aggregation にフィールドが出てこない

フィールドの型が Aggregatable でないことが原因です。

同じテキストであっても keywordtext は以下の通り違いがあります。

  • keyword: 文字列全体をひとかたまりで扱う。Aggregation 可。
  • text: 文字列をパースして扱う。Aggregation 不可。

aggregation.png
fields.png
index_mappings.png

よって mappings を変更するしかありません。一度作成したインデックスのマッピングは変更できないため、新しいインデックスにマッピングを再作成し reindex するしかありません。またはデータの再投入でも構いません。

Kibana で部分一致検索や数値の比較がしたい

もしできないのであれば、前述と同じデータ型の問題です。ある文字列が text でなく keyword として扱われていたら部分一致検索はできませんし、数字が integerlong でなく keyword として扱われていたら大小比較できません。

search_text.png

これも mappings を修正して reindex かデータの再投入が必要です。

mappings.png

Visualize で割合を可視化したい

あるデータの割合やパーセンテージを可視化したい場合、TSVB (Time Series Visual Builder)Filter Ratio を利用します。TSVB 以外の Visualize では Filter Ratio が使えません。

tsvb.png

公式ドキュメントがわかりやすいので、要チェックです。

最後に

トラブルがひとつでも解決したら「いいね」をお願いします!

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