はじめに
この記事は、以下のQiita記事の続きです。OCMのアセット・リポジトリに登録したデジタル・アセットおよびコンテンツ・アイテムを、REST APIで操作します
この記事は2023年8月時点の情報に基づき作成しました。最新の情報については、製品ドキュメントなどをご確認ください
アセットの取得
コンテンツ・アイテムの取得
アセット・リポジトリに登録されたコンテンツ・アイテムの情報を取得します。今回は以前の記事で登録済のsampleNewsType
のコンテンツ・アイテムをslug(スラグ) を指定して取得します
利用するREST APIはこちら(↓)
Postmanを起動し、以下の通りに設定します
- メソッド:
GET
- URI:
https://<OCMインスタンスのドメイン名>/content/management/api/v1.1/items/.by.slug/{slug}
Authorizationタブ
Headersタブ
Send
をクリックします。REST APIが実行され、コンテンツ・アイテムの情報が取得できます
コンテンツ・アイテムのIDを指定しても、同じ情報を取得できます
デジタル・アセットのオリジナル・ファイルの取得
アセット・リポジトリにデジタル・アセットとして登録された オリジナルの画像ファイル をダウンロードします。今回は以前の記事で登録済のImage
タイプのデジタル・アセットをslug(スラグ) を指定して取得します
利用するREST APIはこちら(↓)
Postmanを以下の通りに設定します
- メソッド:
GET
- URI:
https://<OCMインスタンスのドメイン名>/content/management/api/v1.1/assets/.by.slug/{slug}/native
Authorizationタブ
Send
をクリックします。REST APIが実行され、デジタル・アセットとして登録したオリジナルの画像ファイルが取得できます
デジタル・アセットのIDを指定しても、同じ情報を取得できます
アセットのステータス変更
レビューに提出する
コンテンツ・アイテムをレビューに提出(Submit for Review) します。なお、リポジトリに登録直後のアセットのステータスは、ドラフト(Draft) に設定されます
利用するREST APIはこちら(↓)
Postmanを以下の通りに設定します
- メソッド:
POST
- URI:
https://<OCMインスタンスのドメイン名>/content/management/api/v1.1/bulkItemsOperations
Authorizationタブ
Headersタブ
Bodyタブ
以下の入力例を参考に、json形式で入力します。なお、id eq "xxxxxxx"
のxxxxxxxは、ステータスを変更するコンテンツ・アイテムのid
の値を入力します
{
"q": "id eq \"COREAF4EC834C43F4593A9404B0BD06B7623\"",
"operations": {
"submitForApproval": {
"value": "true"
}
}
}
Send
をクリックします。REST APIが実行され、コンテンツ・アイテムのステータスが更新されます
WebブラウザでOCMインスタンスにアクセスし、コンテンツ・アイテムのステータスが レビュー中 であることを確認します
承認する
レビュー中のステータスのコンテンツ・アイテムを 承認(Approve) します。
利用するREST APIはレビューに提出すると同じです
Postmanを以下の通りに設定します
- メソッド:
POST
- URI:
https://<OCMインスタンスのドメイン名>/content/management/api/v1.1/bulkItemsOperations
Authorizationタブ (※前の手順と同じ)
- Type:
OAuth2.0
- Token: 取得済のOAuthトークンを指定
Headersタブ (※前の手順と同じ)
- Content-Type:
application/json
- X-Requested-With:
XMLHttpRequest
Bodyタブ
以下の入力例を参考に、json形式で入力します。なお、id eq "xxxxxxx"
のxxxxxxxにはすでに登録済のコンテンツ・アイテムのid
の値を入力します
{
"q": "id eq \"COREAF4EC834C43F4593A9404B0BD06B7623\"",
"operations": {
"approve": {
"value": "true"
}
}
}
Send
をクリックします。REST APIが実行され、コンテンツ・アイテムのステータスが承認済 に変更されます
WebブラウザでOCMインスタンスにアクセスし、コンテンツ・アイテムが 承認済 であることを確認します
アセットの公開
コンテンツ・アイテムを公開します。今回は 今すぐ公開(Publish Now) を実行します。利用するREST APIはレビューに提出する、承認すると同じです
Postmanを以下の通りに設定します
- メソッド:
POST
- URI:
https://<OCMインスタンスのドメイン名>/content/management/api/v1.1/bulkItemsOperations
Authorizationタブ (※前の手順と同じ)
- Type:
OAuth2.0
- Token: 取得済のOAuthトークンを指定
Headersタブ
Bodyタブ
以下の入力例を参考に、json形式で入力します。なお、id eq "xxxxxxx"
のxxxxxxxにはすでに登録済のコンテンツ・アイテムのid
の値を入力します。また、operations > publish > channels > id
には、アセット公開先の公開チャネルのチャネルID
を設定します
{
"q": "id eq \"COREAF4EC834C43F4593A9404B0BD06B7623\"",
"operations": {
"publish"{
"channels": [
{
"id": "RCHANNEL8ACFC2F627524E178BB64FA6C578243E"
}
]
}
}
}
Send
をクリックします。REST APIが実行され、コンテンツ・アイテムの公開ジョブが実行されます(202 Accepted)。公開ジョブのステータスは、レスポンスのヘッダー(Headers)に含まれる Location
のURLより確認できます
しばらくしてから、Location
のURLをRESTクライアントから実行します。progress:
がsucceeded(成功)であることを確認します
WebブラウザでOCMインスタンスにアクセスし、コンテンツ・アイテムが 公開済 であることを確認します。また、コンテンツ・アイテムに関連づけられた画像アセットも併せて公開されます
まとめ
この記事では、OCMのREST API for Content Managementを利用し、REST API経由でアセットを操作する方法を紹介しました。
(参考)OCMの製品ドキュメント
- Oracle Content Management 製品ドキュメント(英語)
-
Oracle Content Management 製品ドキュメント(日本語翻訳版)
製品ドキュメントの英語原本と日本語翻訳版です。翻訳されるまでに時差がありますので、最新情報の確認は 英語版のドキュメントをご利用ください