Vagrant/VirtualBoxでローカル環境を構築後、Apache/PHPをインストールしてホストOSからindex.phpを表示できるまでの流れの備忘録です。
この記事ではVagrant/VirtualBoxの導入意図やざっくり操作手順をします。
仕組みまではざっくり理解していて構築に進みたい方は以下の操作手順からご覧ください。
実践編 Vagrant/VirtualBoxで仮想環境構築し、Apache/PHPを導入まで
今回の記事は、この状態の人向けです
- 「ローカル環境でPHP動かすぞ〜!」
- 「ん?なるほど、webサーバが必要なのか。」
- 「レンタルサーバ借りなくても
自分のPCに"仮想環境"
ってやつをつくればいけるらしい!」 - 「どうやるの?手間かかりそうかな..?」 ←今ここの人向けです。
なぜVagrantとVirtualBoxが必要なのか
そもそも仮想環境を作る目的がピンと来てない方へ👍
目的はPHPを動かすために、webサーバをたてること
です。
そのためにはパソコン(サーバ)にApache
をインストールすればOKです。しかし、簡単に言うとこれを自分のPCにただインストールしてしまうとパソコン=webサーバ
と大変身を遂げてしまい、本来、仕事をしたり動画を見たりいわゆるクライアント用としてのパソコンの機能に支障がでてしまい、webサーバに全振りするただの機械になってしまいます。(ざっくりですが..)
(必須)VirtualBoxの目的
仕事でも写真でも案件やイベントごとにフォルダを作ってまとめると思います。そのノリでパソコンの中の一つの機能(持ち物)としてwebサーバつくれないかな〜を叶えるためにVirtualBoxが必要
です(これが仮想環境です)。
こうすることでパソコン内にたくさんサーバをつくることができるんですね。
(任意)Vagrantの目的
任意と書きましたが仮想環境にwebサーバをつくるだけならVirtualBoxの作業だけで終わりなのでVagrantはいりません。
ただ、Vagrantは以下のメリットがるため、当たり前のようにセットで語られることが多いのです。
メリット
仮想環境(VirtualBox)を自動作成してくれる = 楽
仮想環境(VirtualBox)を作ったあとの起動やssh接続もできる = 楽
途中参加のメンバーのローカル環境構する際に、「あのモジュール入れ忘れた。」とか起きにくし構築が楽(チーム開発している方向け) = 楽
つまり、絶対に必要!ではなくてvagrantはこの「楽」さを私たちユーザーに提供してくれているツールと言うことですね。
この記事でもVagrantを経由しつつ仮想環境(VirtualBox)を構築していきます!
私自身仮想環境を初めて構築したときは、VirtualBoxで完結できるのに、結局vagrantって何?ややこしいからVirtualBoxを手動で設定していくぜ!的なノリでしたが、そもそもVagrantは、仮想環境をつくるツール(VirtualBoxなど)を補助するツールという役割を理解することで「あってもなくてもどっちでもいい、でもあった方が断然お得♪」的な感覚になることができました。
ググっても意外と説明が難しかったり、必ず仮想環境をつくるツール(VirtualBoxなど)と一緒に説明されるので必須ツールなのかな?💦 と誤解されちる方も、少なからずいらっしゃると思ったのでこの辺りは上記で導入目的をざっくり明確化してから気持ちよく作業に進みましょう。
実際のイメージ図解
- vagrantとVirtualBoxをインストール
-
OSのイメージBOX
をインターネットからDL -
Vagrantfile
を作成 - Vagrantを実行
- 出来上がった
仮想環境(VirtualBox)にApacheとPHPをインストール
してwebサーバをつくる
※ 後ほど説明しますが太字のディレクトリはVagrantやVirtualBoxを管理し易くするためにご自身で作成いただく部分です(推奨)。