はじめに

以下のコードの通り、配列の中にプロパティが入るコードを書いてみた所コンパイルエラーにもならず実行も問題なかった
- ただ個人的に「配列の中にプロパティが入る？」のが気になったため記事にまとめた

sample.ts

let anything: any = [123, '123'];
anything.dummy = "dummy";

console.log(anything);
console.log(typeof anything);
console.log(anything[0]);
console.log(anything[1]);
console.log(anything[2]);
console.log(anything.dummy);

sample.js

var anything = [123, '123'];
anything.dummy = "dummy";

console.log(anything);
console.log(typeof anything);
console.log(anything[0]);
console.log(anything[1]);
console.log(anything[2]);
console.log(anything.dummy);

実行結果

$ node ./sample.js
[ 123, '123', dummy: 'dummy' ]
object
123
123
undefined
dummy

気になった箇所

気になった箇所

[ 123, '123', dummy: 'dummy' ]

配列の中にプロパティ(キー&バリュー)があるのに成立しているのが良く分からなかった

結論

エラーにはならないが配列の要素として不適切なので使用するべきではない

配列もオブジェクトに該当するため、本来の配列の使い方としては不適切だが成立する
- 非プリミティブ型である
配列の要素としてみなされないため参照しようとしても参照できない
- 配列の使い方が出来ないので不適切な記述と言える

以下のコードから、
- 配列の要素として参照しようとしても参照が不可
- プロパティとして参照しようとすると可能
  - 「配列の要素では無い」と言われているようなモノ

[ 123, '123', dummy: 'dummy' ]

console.log(anything[2]);     //=> undefined
console.log(anything.dummy);  //=> dummy
console.log(anything.length); //=> 2