はじめに
PlayFabはAPI利用制限が細かく定められており、契約プランによって変動します。
(一部のリソースは個別に課金して引き上げることも可能)
以下のページにプラン比較が載っているのですが、個別のAPI制限値までは載っていませんでした。
https://playfab.com/pricing/
プランごとでどれくらい制限値が違うか確認したのでまとめておきます。
注意
2019年10月1日時点の情報です。
当然変更もあると思うので最新情報はご自身で調べてください。
プランの種類
- Essentials(無料)
- LiveOps系APIは制限あり
- MAUに制限はなし
- ユーザーフォーラムによるサポート
- Indie Studio($99/月)
- Professionalと同じ機能を格安で使える
- 1000MAUまでは無料
- 10万MAUに達したらProfessionalへ自動移行
- 専用サポートあり
- Professional($299/月〜)
- API制限値はIndie Studioプランと同じ
- SLA保証あり
- 専用サポートあり
- Enterprise(問い合わせ)
- 色々すごい
分かりづらくて調べたこと
- Indieプランも1000MAUまでは請求されない?
- IndieとProのAPIリミットは?
Indie StudioとProfessionalは基本的に同じプランで、一定MAU以下の場合は安く利用できるだけのようですね。
Indie/Proどちらも1000MAU以下なら無料で始められますが、スタジオ単位で1000MAUを超えた月から請求される様です。また、翌月以降1000MAUを下回っても、無料プランに自動的に戻ることはないようです。
Indieプラン契約中で10万MAUを越えると、自動的にProfessionalプラン(従量課金)に切り替わります。
Pro/Enterpriseには多少お得なリザーブドインスタンス契約もある様です。
この辺りはIndieプラン契約する途中のページに記載がありました。
API制限値の確認方法
どこ探してもAPI制限値がまとまっていませんでした。
公式で書いて欲しい・・・
自分の契約の制限値は下記方法で確認可能です。
タイトル名の歯車 -> タイトルの設定 -> 制限
無料とIndieプランのAPI制限値比較
- 実際にIndie契約して確認しました。(1000MAUまで課金されないのを信じて...)
- Proは未確認ですが、フォーラムによるとIndieと同じ制限値らしいです。
大量にあるのでとりあえず自分が使いそうなものだけ抜粋
リソース | Essential | Indie Studio & Professional |
---|---|---|
カタログアイテム | 250個 | 3000個 |
仮想通貨 | 8種 | 10個 |
プレイヤーインベントリアイテム | 100個 | 1500個 |
プレイヤー統計情報 | 25個 | 300個 |
ランキングプライズテーブルのランク | 10個 | 1000個 |
CloudScript実行時間(API呼び出し) | 4.5秒 | 10秒 |
発行された Cloud Script 実行 API 要求 | 15 | 25 |
Cloud Script スクリプトのサイズ | 50,000 バイト | 1,000,000 バイト |
Cloud Script 引数のサイズ | 30,000 バイト | 30,000 バイト |
プレイヤー セグメント | 10個 | 100個 |
アクション トリガー | 3個 | 100個 |
タスク | 5個 | 25個 |
Cloud Script 実行時間 (トリガーされたアクション) | 1秒 | 1秒 |
発行された Cloud Script 実行 API 要求 (トリガーされたアクション) | 3 | 5 |
検索可能なイベント履歴 | 7日 | 30日 |
スケジュール済みタスクの同時実行 | 1個 | 5個 |
プレイヤー データ値のサイズ | 10,000 バイト | 300,000 バイト |
15 秒あたりのプレイヤー データ値更新 | 10回 | 10回 |
タイトル データのキー/値ペア | 50個 | 1000個 |
まとめ
チート対策等でサーバーサイドに処理をまとめていくと、CloudScriptまわりの制限にすぐ到達すると思うので、無料の範囲が絶妙だなーと思いました。
その次にアイテム・インベントリあたりが引っかかってくるでしょうか。
プレイヤーデータだけを使えば無料プランでもMAU無制限に使えるのですごいです。
CloudScriptやアイテム・インベントリを活用すると無料プランでは厳しそうですが、
それでも10万MAUまでは$99で使えるのはとてもありがたいです。